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檻のなかのアイドル

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檻のなかのアイドル

28 - episode28-好きな顔、知ってる?-

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2025年09月08日

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レッスン室の片隅。休憩時間、みことはタオルで汗を拭きながら、鏡越しにちらりと視線を送った。

そこには――いつも通り、のんびり笑うすち。


🎼👑「……なんで、あんなに楽しそうなんだよ」


思わず口にしてしまった小声に、自分で赤くなる。

だって俺は、そんな顔――見たことなかったから。


🎼🍵「ん? みことちゃん、なぁに独り言ぃ?」


すちがふわりと近づいてくる。

その笑顔に、胸の鼓動が跳ねた。


🎼👑「べ、別に! なんも言ってねぇし!」


🎼🍵「ふふっ、かわいいなぁ。……みことちゃんのそういう顔、俺すきだよぉ」


🎼👑「はっ!? な、なんでそういうこと言うんだよ!」


真っ赤になるみこと。

すちはそんな反応を楽しむように、軽く肩を寄せる。


🎼🍵「だって、俺は嘘つけないんだもん。

本当に“好き”って思った顔は、“好き”って言いたいんだよぉ」


🎼👑「……ずるい」


🎼🍵「え?」


🎼👑「俺は……簡単に言えないのに。お前はそうやって、軽く言う。……ずるいよ」


目をそらしてつぶやいたみことの声は、かすかに震えていた。

その素直さに、すちはふっと微笑む。


🎼🍵「じゃあさ、言わなくていいよ。……俺が勝手に伝えるから」


🎼👑「……バカ。ほんと、お前って……」


口ではそう言いながらも、心臓が苦しくなるほど跳ねる。

すちの笑顔を見ていると――本当に、自分が“特別”に思われてる気がして。


🎼👑(……あぁ、やばい。俺……)


まだ“好き”とは言えない。

でも、もう目を逸らせない。


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