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魔王城の日常物語 〜四天王たちの愉快な一日〜
人物紹介
【終演の歌姫-ミューラ】
終わりを告げる鐘の音.戦場に響き渡る歌声
黄色く光るサラサラロングと光が当たり虹色の様に輝く瞳
今日も小さな怪物は歌う、狂気と優しさをもつ歌声はみんなの心に響くだろう
詳細:天才肌の後衛陣。140cmの低身長で可愛い物好きの男の娘。最古の四天王でありながら、珍しい人間で昔は村で踊り子をしていた。能力は音波に関係していて、地面に流す事で石化させる事も可能。歌って味方の能力を大幅に上げる。呪言も使えるが、可愛くないという理由で滅多に使用しない。村では癒し手とも活動していて、歌で周りを癒すことから安らぎの歌姫とも呼ばれていたが、村の破滅によりその名は消え去ってしまった。楽観的な愉快犯で、誰にでも明るく接するがそこに関心はない。時々お姉さんの顔になり、よく相談役にも。他の四天王からはちびで見えにくいと言われている。
【絶対零度の鬼神-皐月(サツキ)】
冷気が周りを包み込む
戦場に広がる氷は溶けることを知らく.味方すら恐れた
水色の髪色で後ろを少し結び.サファイアのような切れ長の目でこちらを見る
絶対的な強者であり.剣の頂点に立つ者
詳細:ツンデレの前線。オーガ族の落ちこぼれとして追い出された所を魔王に拾われ、オーガの最終進化形態の鬼神になった。仕事に厳しく、魔王城の経済担当。氷魔法を得意とし、再生する相手でも魂を凍らせて退治が出来る。剣の頂点として君臨しており、勇者よりも剣の扱いをわかっている。元貴族で、知識や礼儀も申し分なく小さい頃からミューラに可愛がられて育った。完璧主義者で、いつも全力で仕事をしており、部下達には尊敬されている。成人男性で、よくミューラと酒場に行く。他の四天王にはツンデレの極地と言われている。
【愉快な道化師-ララン】
純粋無垢なピエロは楽しく笑う
赤と黄色が半分ずつの髪は2個の三つ編みにされており.スロットのように回る右目は流石魔族だろう。左目の赤色は興奮に満ちており、遊ぶように戦場を楽しんだ
詳細:よく笑う後衛陣。世界の憎しみが生み出した悪魔で、魔王様への初めての挨拶は天井破りなど破天荒な性格の持ち主。おもちゃなどを操って攻撃し、巨大なぬいぐるみを操れたりする。敵をおもちゃに変えることも出来るが、性格上長く遊びたい為使用しない。右目は感情によってスロットされる。四天王の中で一番新しくこの世界に生まれて間もない為、左右もわかってない子供。善悪の概念がなく、サツキに迷惑をかけてはよく怒られている破壊者。サツキを見かけると猫のように威嚇する為、四天王には子猫と言われている。動物は好き
【紳士なペテン師-エドワード】
立て続けにお偉いサマがなくなる事件があった
毒でも爆発でもなく.不思議な事に心臓だけが綺麗に止まっている
その犯人は国の第一王子であり金髪の髪と瞳が特徴的だった
詳細:前線と後衛をこなす王子サマ。小さい頃から人の頭上に迷路が見え、それが寿命だとわかったのは初めて人を殺した時。迷路を攻略された人は寿命がなくなり死んでしまう。しかし人間以上に寿命が長ければ出来ない模様。精霊と人間のハーフでサツキとは同期。よく女性問題を起こしたり、ラランと物を破壊したりだらしない性格で、いつも胡散臭い笑顔を振りまいている。格闘技もかじっており、前線も張れる天才肌。お酒は好きだが、強すぎて余り酔わない。他の四天王には、愉快な詐欺師と言われている。
【一番の被害者-魔王カヤン】
立て続けの物破壊により修理代がヤバいらしい。
ミューラによく愚痴ってる
〜おはよう世界!〜朝の歌〜
魔王城の朝は、いつものように騒がしく始まった。ミューラの歌声が城内に響き渡り、皆を目覚めさせる。その歌声は優しく、時に狂気を帯びながらも、不思議と心地よい。
「〜♪」
140センチの小柄な体型ながら、圧倒的な存在感を放つミューラは、黄色く輝く長い髪を揺らしながら廊下を駆け抜けていく。その虹色に輝く瞳は、今日も何かを企んでいるような輝きを放っている。
一方、経済担当の皐月は既に執務室で書類と向き合っていた。氷のように冷たい雰囲気を纏いながらも、時折ため息をつく。「また昨日の修理代の請求書か…」と呟きながら、魔王カヤンの机に新たな書類を積み上げる。
お昼にも休みはなし〜子供のお遊び?〜
昼食時、城内は更なる混乱に包まれた。ララン、赤と黄色の派手な髪を揺らしながら、巨大なぬいぐるみを操って廊下を疾走している。その後ろからは怒り心頭の皐月が追いかけている。
「ちょっと待て、ララン!城内でぬいぐるみの暴走は禁止だと何度言えば!」
「えへへ〜でも楽しいんだもん!皐月さんも一緒に遊ぼうよ〜」
右目がスロットのように回転するラランは、まるで遊び場のように城内を駆け回る。その様子を見たエドワードは、いつもの胡散臭い笑みを浮かべながら、「まあまあ、子供の遊びですよ」と、状況をさらに悪化させるような発言をする。
午後の密談 〜紳士の策略〜
エドワードは、優雅に紅茶を啜りながら、魔王城の応接室で来客と対応していた。金色の髪と瞳が貴族的な雰囲気を醸し出している。
「ふむ…」と彼は相手の頭上に浮かぶ迷路を見つめながら、にこやかに微笑む。「そうですね、その案件については…」
突然、部屋に飛び込んできたのはラランだった。エドワードの大切な商談の場を台無しにしかねない状況に、サツキが氷の剣を構えて追いかけてくる。
「おや おや」とエドワードは胡散臭い笑みを浮かべながら、状況を楽しむように見守っている。彼の頭の中では、すでにこの混乱を利用した新たな策略が組み立てられていた。
ラランが起こした騒音にミューラが駆けつけ、エドワードの神対応も重なり商談は成功で終わった。
夕暮れの調べ 〜癒しの歌声〜
夕暮れ時、城の中庭でミューラは静かに歌を口ずさんでいた。かつて村の踊り子として多くの人々を癒してきた彼の歌声は、今も変わらず心に染み入る。
「昔は…ね」と呟きながら、ミューラは遠い目をする。村の破滅を思い出したのだろう。しかし、すぐに明るい表情に戻り、より一層美しい歌声を響かせた。
その歌声は、疲れた部下たちの心を癒し、皐月の氷の心さえも溶かしていく。エドワードは窓辺でその様子を見守りながら、珍しく誠実な笑みを浮かべていた。
ラランはその音楽に合わせながらぬいぐるみ達とおままごとをし、魔王はこの時間が一番平和だと肩の力を抜くのだった。
夜の宴 〜魔王の嘆き〜
「はぁ…今月の修繕費がまた跳ね上がってしまった…」
魔王カヤンは、深いため息をつきながら会計報告書を眺めている。ミューラは優しく微笑みながら、カヤンの隣で慰めの言葉かけていた。
「陛下、これはラランとエドワードの最近の暴走による損害です」と皐月が厳格に報告する。
「まあまあ」とエドワードは肩をすくめながら、「城の活気として考えれば、安いものでは?」
その瞬間、ラランが巨大なぬいぐるみを操って広間に突入してきた。「みんなで遊ぼう!」
「ちょっと待て!」皐月が叫ぶ間もなく、新たな騒動が始まろうとしていた。カヤンは頭を抱えながらも、この賑やかな四天王たちを見て、密かに幸せな気持ちになっていた。
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