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ロズワール邸
「エミリア様といっしょに王都に行って来てちょうだい」
ラムが唐突に言った。
「えっ?王都?何で?」
スバルが聞き返す。
「今日は、色々な地域の店が集まる日なのよ。中には、普段手に入らな
い品もあるの」
「それを俺が買って来いと」
スバルが先にそう言う。
「まぁ、そういうことね」
ラムがそう答えると、スバルはある疑問を口にする。
「それはわかったけどさ、何でエミリアたんまで?」
「ロズワール様は、社会科見学みたいなものだとおっしゃっていたわ」
それを聞いて納得する。確かに、エミリアはずっと森にこもっていたため、
一般的なものにうとい。だが王都に行けば、色々なことを学べるだろう。
「わかった。エミリアたんに準備するよう言っておくよ」
ちなみに、エミリアは今ペトラといっしょに庭の花の水やりをしている。
「バルス。もしエミリア様に何かあったら、バルスの仕事量をいつもの
二倍にするわ」
ラムの容赦ない言葉に背筋が凍る。だがそれと同時にそれもそうかと思う。
エミリアに何かあれば、それこそ王選どうのこうの言ってられないのである。
「わかった。十分気をつけるよ」
「わかったのなら、さっさと準備しなさい」
ラムの言葉に苦笑する。
「わかったよ。わかったから、そのすごい目で見てくんの止めろ!」
スバルはエミリアを呼ぶために庭へ向かう。この先どのようなものが
待ち受けているのか知らずに···
今回はここまでです。
短くてすみません💦
三話か四話位にミリムに出会うと思います!
今後に期待してください!
ありがとうございました!!
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