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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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・一話参照

・宗教系の単語が出てきますが、どれもにわかです。調べて書いてるので違いがあるかもです。

・とてつもなく謎オチ(適当)になってしまいました、ほんとごめんなさい。

ワンクッション








































───────────

「a国がw国を狙っていることが判明した。」

長年築かれた仲が崩壊したのは、一瞬だった。

utの発言から、空気はピリつき、tnはイラついたように俯いていた。

zm、sho、kn、htはa国軍基地図を4人で見ながら会議室の隅で話し合いをしていた。

w国がa国に宣戦布告するのも遅くは無いだろう。

既に、前線部隊等は準備が整っている。

「じゃあ…、宣戦布告を。」

tnが立ち上がると同時に、大きく音を立てて会議室の扉が開いた。

ppが荒い息で立っていた。

後ろからsnが追いかけてきている。

だが、それもお構い無しにppはズンズンと会議室の中へ入る。

作戦書類をemから奪い取り、眺めたあとkn、shoの前線部隊の隊員リストを見始めた。

「pp、?どうしたん。」

普通は外部に漏らしては行けないのだが、ここに過ごさせて(捕まえて)1ヶ月が経とうとしているので、ほぼ仲間と言っても良い。

grも勧誘をしていることだし。

ppは頷くこともなく、ただただ怪我が完治するまでここにいる、のような状態であるのは、きっと皆感じている。

「ppくん、点滴ぶっこ抜いて行かんないで貰える??」

snが頬に垂れる汗を乱暴に拭い、ppの腕を優しく掴んだ。

ppの腕から確かに血が垂れていた。

ぶっこ抜くとはな。

こいつ、grと並ぶほどの気狂いなのでは、とgr本人は思いニヤついていた。

ppはkn、shoの部隊の隊員、1人ずつ指差した。

それからknとshoを交互に見る。

「おう!そいつらがどうした!!優秀な奴やで。」

knがうんうん!と頷いて見せるが、ppは納得いかないのか、写真を破いた。

「お、おい何してんねん!!」

shoが止めに入るが、ppは破れた写真を強く指差す。

「…何を言いたいんや。」

shpが首を傾げる。

「あ?a国と…そいつらになんか関係があるんか。」

ppがa国の軍基地図と写真を交互に指差す。

tnは何かを感じ取り、写真を睨みつけた。

「pp帰るよ!もーっ、ほんと次やったら添い寝するからな!!」

snがppを気絶させようとした瞬間、ppはzmから銃を奪い取った。

「あ、おい!!俺の銃やぞ!!!!」

ppは会議室の窓を突き破り飛び降りた。

それから一般兵棟へと走り出した。

この高さから飛び降りた。

ああもう本当にこいつは。

grは嬉しそうに目線で追いかけ始める。

「おいまさかあいつ、俺の隊員殺すんちゃうやろな!!!」

knは短剣を掴んで飛び降りる。

shoも続いて。

pp、やはり怪しい人物だと叫びながら。


「待って!!ppは悪くない!!!!」

utは窓から大声を上げるが、それは届いたのだろうか。





























─────────────

「おいpp!!おま……え、」

「…っ、っ、。」

追いついた頃にはもう遅い。

ppの前には2人の隊員が倒れていた。

頭から血を流して。

そして、その周り、一般兵棟の奥には何人もの隊員が倒れていた。

どうやら、気絶しているだけらしいが。

「pp。お前を信じた俺が馬鹿やったわ。」

「…。」

ppは銃をその場に落とした。

降参ポーズを取り、両手を上げる。

「舐めてんのかよ。お前、ほんまは俺らを狙ってたんやな。」

「…っ、お、おれの隊員、かえせよ!!!」

shoが目を隠しながら嘆く。


「お前みたいなやつがいるかr「だって死ぬやん。」

ppが口を開いた。

傷口が開き、頬から血がたれる。

ppは瞬きをせず、ジッとknを見つめる。

「あんたら、死ぬやん。」

「…なんや、俺らはどっちにしろお前に殺される運命っちゅーこと?」

「あんたらa国に何回殺されれば気が済むんやッ!!!!」

ppは爪を立てて腕を引っ掻く。

元々傷ついた肌は簡単に切れて、血がダラダラと流れるが、ppは気にせず掻きむしる。

「何回俺はそれを見ればええ!?なんの拷問やねん!!!!!」

「…まてや、なんの話してんねん。」

knが短剣を構えて問う。

「あんたらは俺の事を忘れても、どっちにしろ死ぬやん。」

俺だって忘れたい。どうすれば忘れられる?

ppはブツブツと呟きながらフラフラと後退りをする。

そして、足の力が抜け前に倒れそうになった。

「ppぇッ!!!!!!!!」

tnが滑り込んできて、ppが床とぶつかる寸前で抱きしめる。

「はぁっ…は、、ビビったァ、」

tnは呼吸を整えながらppを担ぐ。

「…おい、tn。そいつ離せよ。」

無様な隊員を見ると、tnは唾を吐き捨てた。

「こいつらはa国スパイや。utが調べてくれたわ。安心せい、ppは悪いやつちゃう。」

「な、なあtn…こいつ、俺らが何回も死ぬって言ってたで、??こ、ころされるんじゃ…。」

shoがtnの腕に引っ付く。

tnは苦笑しながら言った。

「ppは、悪いやつちゃう。grも言うんやから絶対そうやで。」

「grがこいつの味方すんの…。」

knはtnに担がれたまま連れて行かれるppの、やけに目に慣れた水色髪を眺めて呟く。






















──────────────

「…、ッ、?」

「目を覚ましたか。」

ここはどこだ、と周りを見渡すppの隣にはgrが立っていた。

grはppの額に手を置き、熱がないことを確認すると水の入ったコップを渡した。

ppは水を流し込み、喉を湿す。

元々別にカサカサではないが。


ppは飲み終わり、違和感を覚える。

確かに医務室だ。医務室の個室に寝かされている。

だが、こんなにも静かだろうか?

いつもはsnがいるだろうし、なんなら他の奴らもがやがやとしているはず。

「今、a国と戦争中だ。そうだな、昨日の昼頃からだっただろうかな。」

「…!?」

ppは慌てて立ち上がるが、grに捕まえられてしまう。

離せ!と腕を離そうとするが、ぎっちりと固定されていて抜け出せない。

「話があるんだ。pp。」

死んでしまう、みんなが。

頑張って皆を生かしてきたのに。

また初めからになってしまう。

ループするには、ppが死ななければならない。

せめて、誰1人死なずにppが死ねたら。

ループは、なんで、なんのために、起きている。

どうしたら…。。



「pp、死んでくれないか。」



「…ぇ?」

grは静かに放った。

ppはgrを見つめたまま、止まる。

「死んでくれ。pp。お前はいらない。」

grの漆黒は、どこかで見たことがあるような気がした。

































─────────────

「なあ、ci。神はいると思う?」

「急にどうしたんすか?」

osは笑顔のまま問う。

「神はね、おるよ。イエスの最も大切な教えは、”神を愛すること、自分を愛するように人を愛すること”や。」

「うん。」

「神を愛する時、周りの人達のために自分にできることを行うと望むんや。周りの人達は、神の子やからな。」

「はあ。」

「そのためにはまずな、自分を愛することが大切やねん。自分を愛してなければ、できないんや。」

「なんでや。」

「自分を嫌ってたら、神の子を嫌ってると同じやで。そんなんで周りの神の子を助けたいと思うんやろうか?」

「別に…俺はできると思うけど。」

「…分かってないなぁ。そんなんじゃ、神様に嫌われるめう。」

osは手を握りしめて、空を見た。

「ciは、周りを愛せるし、自分も愛せる。きっと神様から好かれてるはずやで。よかったなあ。」

「…??そうなんかな、あっじゃあut先生やばくないっすか??」

「…あははっ、そーやなぁ。」

osは笑ったあと、静かにciの手を握った。


「幸せを祈れ。神様は見て下さってる。」

























─────────────

神様は怒っていただろう。

そんなことを望んでいない、と怒っていただろう。

神様に体はあるだろうか。

悔し涙は、拭えるのだろうか。

いやきっと、俺が隠していた。

神様の涙を、俺は隠して周りにバレないようにしていた。


俺は最初死んだ時、咄嗟に俺が、皆と笑い合える世界であれば、と想像した。

神様は見て下さったのだ。

そんな願いを持つ俺をループさせて、やり直すチャンスを与えてくれた。

俺が、俺を愛し、周りのために動こうとしていたから。


だが。

俺はループを繰り返すうちに、みんなだけを救いたいという気持ちが増えていき、自分を隠すようになった。

いつからか、何度目のループだか、俺はciを捨てて、ppとして生きるようになった。

本名を変えることは出来ないが、皆の隣にいる存在として変えれば良いと思った。

そう、俺を愛することをやめたのだ。

神様は怒っただろう。


それから、俺をループの悪夢に突き落とした。
























─────────────

イエス,

俺は、ciだよ。











































─────────────

「ぐぅ"ッ…!!」

「shp!!!下がれ!!!!!!」

足を撃ち抜かれた。

油断してしまったばかりに。

shpはその場に崩れて狙いの的へと化した。

knが剣を構えてshpを守る体制へと入るが、四面楚歌、周りは敵ばかり。

遠くから爆発音が聞こえた。

「ut!大丈夫か!!!!!!!」

shoの大きな声が聞こえる、utもやられたか。

どうして、W国がこんなに圧されている。

knには理解できなかった。

「…ッ、くそが、」

敵はknを囲うように銃を構えている。

遠くに見える仲間も、同じ状況であった。


まるで、神様がkn達を敵視しているかのようだ。





「伏せろーッ!!!!!!!!!!」

荒れた戦場に、天使を見たようだった。

水色髪の中に、微笑んだ神がいるように。

その場がスローモーションになった。

パチパチッと、火花が飛び散るように、knは目を奪われた。

ほろ、と涙が零れる。

拭うこともできず、ただただ零す。

それから、岩の凹凸を利用してshpと共に伏せた。

敵は皆困惑して立っていた。

ズドン!!!!!!!!!

と、爆発音がする。

ロケットランチャーだろうか。

石が飛び散り、砂埃が舞う。

ピピ。

「…ッ、こちらkn。shpと一緒におる、無事や。」

『こちらsho、utと共に無事…やけどあれなに!?!?』

『こちらzm、emとrb無事。あれって、ロケランやんな…?』

『こちらtn、htとniさん、snらとおる。被害なし。』

安全確認を素早くする。

どうやら皆無事らしく、knは一息着いた。

『こちらos、無事めぅ。それより…』







『ciは無事か?』



ci。

岩から顔を出し、辺りを見渡す。

彼の姿はない。

遠くにいるshoも顔を出していて目が合う。

いないよな?うん、いない。

敵は全員倒れていたので、立ち上がり走り出す。

「sho!!」

「な、なあッ…kn、ciって…!」

shoは震えて、同じく涙を零していた。

「shp…ッ、どうしよう、ciが…。」

「utせんせいッ…、」

shpとutは手を握りあって泣いていた。

「kn!!sho!!!!」

「「…みんな!」」

みんながこちらに走ってくる。

zmは猛スピードで走ってきて、knとshoにぶつかった。

「ciはどうなったん!?!?な、ぁッ…ciは!」

「分からん…、おらんくなって、」

「え、い、いややッ!!!そんなのいやや!!」

「zm、落ち着くんや。」

「無理やッ…!!!なんで俺たち、ciを!!」


「…ci、仲直りは済んだんけ。」

osがにっこりと微笑み、遠くを眺める。

皆がそちらの方向へと視線を向けた。








「うん。俺だけ死ぬのは、もうごめんや。」

ciだ。

ciは水色の髪の毛をふわふわと軽く揺らしてこちらに歩いてきた。

shpとutは嬉しそうに喜びあっていた。

zmはemの服を掴んで泣いていた。

osは手を握って笑っていた。

「もう、自分を嫌うなんてことするんちゃうぞ。」

tnはciの手を取り、仲間たちの輪に連れていく。

「うん、もうこりごりや。」

「あれ…ci、怪我は、」

snが問うと、ciは頬を撫でてハッとしたように目を開いた。

「んえ…?」

「神様が、許して下さったんやな。」

「…なんでもありやな、神様は。」

「そりゃ神様やからな。」

osのデタラメな理由になんとか納得して、ciはshpとutへと近寄った。

わいわい、と軍団が抱き合う。

何年ぶりの光景だろうか、

ああいや、皆はループ前の記憶がある訳だから、ごちゃごちゃになってしまうか。

自分が死ぬ光景も覚えているが、ciがいるということに安堵した。


「…ところで、grさ。」

osはじとり、とgrを見る。

grは満足そうに上がっている口角を戻し、首を傾げた。

「ppを消すっていう案はほんまその通りやねんけど、殺すって言うのは失礼やぞ。」

「俺は神を信じないからな。」

「信じないて…まあ、ただの夢、って思うのも、ひとつの現実かもな。」

tnはあはは、と笑いながら頷く。

osは拗ねたように頬を膨らませていた。

「ふん、grそういう系好きなのにぃ?」

「ああ、面白いからな。別に信仰しようとは思わないぞ。」

「だとしても殺すってどーなの…。いくらなんでも失礼。grこそ、神様に怒られて欲しい。」

ぐちぐちと続けるosをhtが落ち着かせる。

grは聞かずにずっと笑っていた。

tnは苦笑に変わり、grを黙らせることにした。






















──────────────

「…ciは、一人の時何を考えてたん。」

「え?」

shpが傷の手当をされながらこちらを見た。

snも耳を傾けながら、黙々と手当をしていく。

「皆のことばっかやで。」

「でも、お前は俺らを避けようとしてたんやろ?」

「うん。」

「…避けてるのに俺らのこと考えてたら、余計辛いやん。」

「今思えばそうやなぁって感じ。あの時は、ほんまお前らが生きれる世界しか受け入れられなかったから。」

「そういう考えが、神様は嫌やってんかな。」

「かなあ?」

ciは服を捲り、自分の傷を確認する。

うん、傷はひとつもない。


「…これは夢なんやろか、」

「さあな。」





















私に没作品を作り直すなんて事は出来ませんでした。

ほんとごめんなさい。

結構な時間、終わり方を考えてたんですけど、もう全部ごちゃごちゃすぎて訳分からんです

とりあえず、ciくんの思いが丁度イエスの言葉と重なっていたので宗教、神様関連にさせてもらいました。

まああとは無難に夢オチ、ですかね。

まあ、夢か現実かは皆次第ですけど

もう私なんにも分からないです

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