『師範!ただいま戻りました〜』
「ああ」
『師範、それって…もしかして飴細工ですか?!』
師範が持っていたのは金魚の形をしている飴細工だった
「ああ、いつも行っている飴細工屋に貰ってな」
『そうなんですね!きれ〜!!!』
「そうだな…」
この飴細工…凄く繊細!どの飴細工も繊細だけど…
雫ちゃんとか好きそう!
けど雫ちゃん食べちゃいそうだな…
『あっ!そういえば…!柱合会議の話って何だったんですか?』
「まぁ…隊律違反をしていた隊員を裁判していた」
『さ、裁判ですか…』
その人…どんな大罪犯したんだろう…
わたしも隊律違反起こさないように頑張らないと!!
『そういえば…飴細工ってどこに飾るんですか?』
「…あまり考えていなかった…」
「…失礼だが、みのりの部屋に置いてもいいか?」
『…!もっちろんです!』
飴細工見てると心が洗われるっていうか…
見てて飽きないんだよね〜!
『大切に溶けるところ見守りますね!』
「ああ」
師範はそう言って緑側に座った
『…師範、紅茶淹れましょうか?遥ちゃんに貰ったんです!』
「紅茶…。その前に、遥とはだれかね?」
あっ…そういえば遥ちゃんの事師範に言ってなかった…
『えっと…実弥さんの継子で!わたしと同じ未来から来た子なんです!』
「そうなんだな…仲つむまじいそうで良かった…」
『えへへ…っ!わたし…遥ちゃんが大好きで…!これからもずっと仲良くしますね!』
「…大好き?」
『…?どうしたんですか?師範』
「その…桐谷遥が…大好きなのか…?」
『はい!昔からずっと大好きです!!』
「そ、そうか…」
急にどうしたんだろう…師範…
『えぇっと…ハーブティーですね!師範にピッタリです!』
「ハーブティーか…1度飲んだことがあるが…」
『へぇ…!そうなんですね!』
この紅茶美味しかったら蜜璃さんにあげちゃおっかな〜!
「…うん、やはり美味しいな」
『ですよね!』
『…あ!そうだ!ハーブティーにはリラックス効果があるらしいですよ!』
「リラ…リラ…クス?」
『あとあと!カフェインの量がコーヒーより少ないので健康被害があまりないようです!』
「カフェ…カフェ…イン…?」
『あっ…』
めちゃめちゃ現代語使っちゃった…
「…甘露寺に渡すか」
『それいいですね!わたしも考えてました!』
「ああ、それは良かった」