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ー愛莉sideー
キーンコーンカーンコーン
『雫っ』
「愛莉ちゃん…?」
今日は学校の日だ
「分かったわ!もしかしたらいるのかもしれないもんね!」
『えぇ!』
そして、私達は学校でみのり達を探すことにした
もしかしたら…もしかしたら……いるかもしれないから
『まずは…1年教室ね』
「久しぶりだわ〜」
ドンッと誰かとぶつかった音がする
『…っ!』
「大丈夫かィ…ちゃんと前は見ろよォ…」
『あぁ、すみません…』
ぶつかった相手は【不死川先生】だった
見た目は厳ついけど…普通に良い先生なのよね…
「愛莉ちゃん、大丈夫?」
『えぇ、大丈夫よ!』
雫にそう返事をするとわたし達は足を進めた
「っ!お姉ちゃん…単位制じゃなかったの…?」
「しぃちゃん〜!お仕事はお休みなのよー!」
『ちょっと雫〜志歩ちゃんに迷惑でしょ?』
「だって〜」
わたし達はみのりのクラス…1年A組に入った
「えっあれって…モモジャンの雫様じゃない…?」
「ホントだ〜愛莉ちゃんもいるじゃんー」
ここにはわたし達のファンもいるらしく、コソコソとどこかでそう聞こえてくる
「…桃井先輩、どうしたんですか?」
『えっとね…みのりの事なんだけど…』
「っ!みのりちゃん?」
『あら、こはねちゃん、何か知ってるの?』
わたしが【みのり】と言うと杏ちゃんの相棒…こはねちゃんが声を上げた
「えっと…あ、杏ちゃんの幼馴染の遥ちゃんが杏ちゃんにみのりちゃんについて相談を乗ってたらしくて…」
『っ!ほんとっ?!』
「だったら何か情報とかないかしら?」
「わ、私もそれを聞いただけなので…!」
『あら…そうなのね…教えてくれてありがとう!』
今度杏ちゃんに会ったら聞いてみようかしら…
「そこの君!少し道を開けてくれないか!」
「ああ、すみません」
『ちょっと雫…通る人の邪魔になるでしょ…?』
「ごめんね〜…しぃちゃんがいる喜びで… 」
『どういう事なのよ…』
さっき雫が道を譲ったのは【煉獄】先生。The熱血教師!って感じだけど授業も分かりやすいし大きい声だから聞き取りやすいって評判だ
『結局見つからなかったわね…』
「そうねぇ…私も杏ちゃんに会ったら聞いてみるわね」
『分かったわ、ありがとうね』
早く見つけないと…