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一体何が起きているのだろうと佐久間は1人、目に涙を浮かべてオロオロしてた。照は怒ってるみたいだし、めめは……好意を示してくれたということだろうか?
照とめめはお互いに目を逸らすことなく、見つめ合っている。
見えないヒバナが見えてくる。
(どうしよう…いつも2人は仲良しだったはずなのに……オレのせい?)
めめの話を聞いて、照は握りしめていた拳をさらに握りしめる。
「お前が佐久間を好きなこと、なんとなく気づいてた。俺はいつも佐久間を見てたから、佐久間を見てるお前も見てて…お前の佐久間を見る目がいつも優しかったから、まさかとは思ってた。」
「そっかぁ。
岩本くんも、俺と同じなんだね。佐久間くんを愛しいって思ってるんでしょ?」
照は息を呑む。
「あぁ。そうだよ」
照は苦しかった。
押しつぶされそうだった。
佐久間をずっと想ってて、でも気持ちは伝えられなくて……
見守ってるしかできなくて……
でも、それで良かった。
それ以上を求めてはいけない気がしてた。
触れたくても、気持ちを悟られると思って、頭をポンポンするのが精一杯だった。
なのに…
「俺は佐久間が好きだ。
俺はそばにいて、佐久間を守りたいと思ってた。
気持ちは伝えなくていいと思ってた。
俺は今の関係を壊して、佐久間を失いたくなかったから!
でも、今日…めめは佐久間を抱き上げてたし、佐久間はめめに抱きついてた…俺が守ろうとしていた事は一体なんだったんだよ!」
照の目から一筋の涙がこぼれ落ちた。
目を真っ赤にして、肩を震わせている。
「照……」
佐久間も泣き始めた。
嗚咽がもれる。
照の気持ちを知らなかったし、めめの気持ちも知らなかったし、不可抗力とはいえ……自分を責めた。
きっとどこかにサインはあったはずだ。
人からの好意に慣れていなかったから、自分が想われるなんて少しも思ってなかった。
でも、鈍感過ぎるのも罪だ……