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ジェンの”お世話”が決まってからは忙しかった。
まず、2階の空き部屋を掃除した。
地下にしようと思ったけど、ジェンに暗い地下は似合わないから。そうでしょ?
窓に格子を取り付た。
もちろん、自分ではできないから、業者に頼んだ。
赤ちゃんが落ちないように、と言えば喜んで取り付けてくれた。
ドアロックを取り付けるのは、自分でできた。
カーテンも替えた。
爽やかなグリーン。
ベッドシーツも、カーテンと合わせた。
小さなテーブルと椅子。
テーブルクロスは、グリーンのタータンチェック。
前から思っていたの。
―ジェンにはグリーンが似合う。
クローゼットには、花柄のワンピースと、純白のミディドレスを入れた。
―ジェンには清楚な方が似合う。
花を飾りながら歌を口ずさむ。
―you are my sunshine♪
「あっ!」
完璧な閃きに、思わず声が出た。
―レコードを置きましょう!
音楽はリラックスさせるわ。
プレーヤーを置いた。
レコードは…『you are my sunshine』あと、もう一つ。
さぁ、準備ができた。
あとは、ジェンを誘いましょう。
『ジェン。結婚おめでとう。ささやかだけど、私の家でお祝いさせてほしいの。』
―あぁ、ジェンが帰らなければ、イェンが疑うわ。
「イェンも一緒なら、ジェンもさみしくないわね」
メッセージを追加する。
『ジェンと私とイェン、三人で独身パーティーしましょう。ジェンの好きな、Gloriaのフレンチディナーを取り寄せておくから』
―送信。