ドアへ向かった
「おい!待て!ゆき!」と言う怜央さんの大きな声を無視して
ドアを開けた
部屋の外はメイドさんたちが慌てだしていたが、そんなことはお構い無し!
第一、悠羽が大きな声を出したから行けないんだ
怒りを抑えながら玄関を出た
走りながら怜央さんのことを考える
ぼ、僕は運命の番に憧れてたけど…愛されたいんだ!
きっと怜央さんは愛してくれないんだ
だって、こんな大きな会場に呼ばれてスピーチをするぐらい有名な人
僕よりいいたくさんのオメガを見てきたはず…
行為が上手だったのだってそうゆうことをしてきたからだろう
ゆきは怜央さんとの行為を思い出してしまい、急に顔を赤らめた
カァーッ、逃げてるのに何考えてんだ
とりあえず、急がないと…殴り殺される
後ろを振り返って誰もいないことを確認する
ゆきは今日、パーティーに参加してわかった
怜央さんと僕は天と地の存在なのだと
まず、パーティーに参加していた人はどれもお上品、宝石なんかも身にまとっていた
そんな人の中で上に立って話をするってことはどれだけすごい人なのかを世間知らずなゆきも分かった
だから、こんな慌ただしくて、貧乏人は性奴隷なのだと察した
奴隷が逃げたら飼い主は追いかける
今この状況ってこと、もし、捕まれば死ぬ!
それだけはいや!まだ、したいことたくさんある!
でも、あのオーラ殺しにかかってる
少し、疲れた。休憩しよう
僕はしゃがんで息を整えた
「はぁ~なんて最悪な日」
数分間休憩したら、また走った
だけど、ゆきは方向音痴なので行き止まりの所へ辿り着いてしまった
ここどこだ?
もう1回戻ろうとした瞬間、影に覆いかぶさった
コメント
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