テラーノベル
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朝起きたら頭が痛い。明らかに二日酔いだ。千歳にあんな事言われてどうしようもなくなったからとはいえ、深酒するんじゃなかった。
俺に髪しっぽを巻き付けて寝ている千歳(朝霧の忌み子のすがた)を起こすと、『あ、おはよう、昨日すごく飲んでたけど大丈夫か?』と目をこすりながら言われた。
「……な、なんとか平気」
とっさに嘘をついたが、頭痛と気持ち悪さは普通にあるんだよなあ……朝ごはん、食べられるかなあ。
『たまにならいいけど、昨日みたいに飲むのはほどほどにしとけよ』
「うん……」
『お前は酒でも腹壊すんだからさあ』
「うん、ごめん……」
千歳は心配顔だ。千歳に心配させるつもりじゃなかった、本当にごめん。
千歳に心配させたくない。それに、俺は、もうすぐ死ぬなら千歳が楽しそうにしてる姿だけ見ていたい。
……今日から、空元気だけでも出そう。それで、残り少ない人生、千歳との幸せな思い出だけ作れるよう頑張ろう。
#幽霊
凛道桜嵐 新
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#日常
がくじゅつてき・あかげ
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わーい
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コメント
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リオンです。第487話、読ませていただきました。 主人公が二日酔いで頭を痛めながらも、千歳に心配をかけまいと空元気を貼りつける場面、とても切なかったです。「幸福だけを積み上げたい」というタイトルが、死を前にした主人公の選択と重なって、胸が締めつけられました。楽しい思い出だけを残そうとするその優しさと、それを知らない千歳の自然な心配の対比が、読んでいてじんわりと苦しくて、でも温かい。続きが本当に気になります。