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さて、このグロテスクな子宮をどう処理しようか。

海に捨てるのは個人的に嫌だなと思ったときに、腹の音が鳴る。

(子宮ってどんな味だろ。)

試しに卵管采の部分をかじってみた。

「不味い……」

子宮を焼いて食べてみたいが、肉を焼く調理器具がない。

だがロケットストーブというものは素人でも自作できるようだ。

大きい空き缶に燃料投入口用と煙突用の穴2つを開け、L字パイプを缶の中で組み合わせる。

パイプ以外の空間に断熱材を詰めれば、ロケットストーブが完成した。

焚き付け材を燃料投入口に入れて、ライターで火をつける。

廃材を固めて作った鍋に子宮を入れて、その鍋をロケットストーブの上に置く。

焼けるのを1分程待ってから、子宮を食べてみた。

「生で食べたときよりはマシかな〜」

あっさりとした淡白な味わいで、弾力があり独特な歯ごたえだった。


そのとき、どこかからガタンッと音が鳴った。

この島の建物も古くなっているため、崩れ落ちてきた部分でもあったのだろう。

さっき音が鳴った方向から聞こえる足音で、その考えは塵になった。

(人がいる?私の存在が見破られているかもしれない……)

急いでマタールナと重曹を化合させて、私とロケットストーブなどの私がいた痕跡を窒素に見えるようにする。

次にマタールナと酸化銅を触れさせていつでもレーザーを撃てる状態にし、銃も持つ。

もし私の足音が聞こえるような者だったら、下手に動くのは危険だ。

「……う!?」

急に左腕に痛みが走る。

目には見えていないが、感触と地面に落ちた音からして廃材を投げられたのだろう。

(幻惑の効果が消えた!?)

廃材に当たってダメージを受けたことが原因なのか、私を窒素として認識する状態が解除された。

廃材を投げられた角度から敵の位置を予測し、そこにレーザーを撃つ。

「コイツ……!」

レーザーを撃った位置に負傷した敵の姿が見えるようになった。

軍服のような格好で紫髪の男……大型商業施設の入口ら辺で見たことがある人間だ。

「これでお互い姿が見えるようになったか…アンタ、これ以上痛い思いしたくなかったらちゃっちゃと投降せぇ。」

「……貴方の目的によります。」

「マタールナを回収して、アンタを保護し家に帰すだけや。悪いことはせぇへん。」

私は構えた銃を紫髪の男に向けて発砲した。

しかし銃弾は当たらなく、今度はレーザーで攻撃するためにマタールナと酸化銅を触れさせる。

レーザーを発射しようとするとき、廃材が当たった痛みとは段違いの衝撃が背中に走る。

「……お゙ぁっ!?」

そして視界が真っ暗になり、私の意識は途切れた。

邪悪物質MatterLuna

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