ドイツ×イタリア
もみぢ🍁さんのリクエストです!いつもありがとうございます!コメントやハート励みになってます😭
珍しくめっちゃ純愛です。ちょっとだけ旧国出てきます。あとすごく長いです。それでも大丈夫な方はどうぞ!
イタリア視点
イタ 「は“ぁ〜…」
とローマの市街地で一人の男が溜息を吐く。しんしんと冷える冬の夜道が豪華な星空に彩られる中、周りの奴らはもう直ぐクリスマスだとわいわい騒いでいる。そいつらに今年も俺は一人ですよぉと心の中で囁きながら我が家へ向かう。何で僕は毎年ぼっちなんだろう。3日に一回は女の子に声かけてんだけどな。なぜか毎回のように振られる。パパなら上手におとしちゃうのに。あ、でも僕が小さい頃はパパはいつもドイツのパパとクリスマスを過ごしてたな。ナチとデートしてくる!とか言って………
(回想)
イタ(昔) 「パパ!今年は僕とクリスマスを過ごすんだよね⁉︎」
イタ王 「ごめんねイタリー。今年もナチとデートするんだ。でもその代わりドイツ君がイタリーと一緒に遊んでくれるよ!」
イタ(昔) 「そっか…ねぇパパとドイツ君のパパってお付き合いしてるの?」
イタ王 「⁉︎どこでそんな事覚えてきたの⁉︎///まあいいや、そうだよパパとドイツ君のパパは恋人なんだ。」
イタ(昔) 「恋人?」
イタ王 「そう。一緒に手を繋いだりキスしたりするんだよ。」
イタ(昔) 「そうなんだ。僕にもコイビトできるかな?」
イタ王 「できるよ!きっとすっごくカッコよくて優しい恋人が。」
イタ(昔) 「カッコいい?女の子なのに?」
イタ王 「あ💦えとっま、まぁすぐできるよ恋人!(血は抗えないから…あの子と付き合うんだろうな…)」
イタ(昔) 「ふーん。」
今となっては懐かしいな。あの時何でカッコいいて言ったか未だに分からないけど。そんな事を考えていると少し先に家の影が見えてきた。さっさと帰ろうと思って僕は急ぎ足で家に向かった。
ドイツ視点
夜11時ごろ。真夜中のオフィスでカタカタとタイピングの音だけが響く。数分後音がピタッと止まり静寂に包まれた。
ドイ 「今日も一人か…」
と物音ひとつしない密室で一人呟く。そういやもうすぐクリスマスだなとか思いながら帰る用意をする。今年も一人かと反射的に思ったがよく思い返してみると昔はイタリアと遊んでいたなと遥か昔の記憶を辿る。ちっ…またあいつの事思い出しちまった…。つい時間ができるとあいつの事を考えてしまう。俺は子供の頃からあいつの事が好きだ。でもあの時…あいつに男の人同士で付き合うのってどう思う?と聞かれあぁこいつは男には興味ないのかとそう思ってからはずっと忘れる事を心がけてきた。しかしそんな簡単に初恋の相手を忘れられる訳もなく…という感じでこれまでずっと引きずってきた。でもあいつの事は俺が一番分かっていると思ってるし実際そうだ。どうせあいつも今年一人なんだろうなと思い、
お前今年のクリスマスぼっちか?
と連絡してみた。するとすぐに既読がつき返事が返ってきた。
そうだけどなんか文句ある?
やっぱりなとか思いながら俺も返事を返す。
なら今年は俺の家にこいよ。久々に遊ぼうぜ。
と送ると
しょうがないなぁ〜
と返ってきた。無理やり付き合ってやっているという程で返事された事に少し腹が立ったが約束はできたのでいいやと思いスマホを閉じた。クリスマス楽しみだなとくだらない事を考えながら俺は帰路を辿った。
•
•
•
•
•
•
クリスマス当日
イタリア視点
あいつに誘われたからわざわざ来てやったけどあいつの家って何もないんだよなぁ。多分酒飲んでちょっと話すだけだろと一人で完結しあいつの家に向かう。それにしてもこの前は急に誘われたから驚いたな。あの時から避けられてると思ってたのに。やっと機嫌を直したんだろうか。もしまだ避けられてたらどうしようと思ったがそれはそれであいつに問題があるので知ったこっちゃない。…そろそろ着きそうだ。そう思い俺は少しだけ急いだ。
ドイツ視点
ピンポーンと玄関のチャイムが鳴った。俺は走ってあいつを迎えに行った。
ドイ 「いらっしゃい。」
イタ 「こんばんは。久しぶりだね、お邪魔するよ。」
ドイ 「とりあえずかけてくれ。シャンパン出すよ。」
イタ 「ありがと。」
そこから俺たちは他愛もない話を繰り返した。最近上司がうるさいとか彼女を作れと友達に馬鹿にされるとか…。そんな他愛もない話が俺はすごく楽しかった。が少しのうちにイタリアが眠たそうにしていた。
ドイ 「どうした?眠いのか?」
イタ 「うん…ごめんベット借りていい?」
ドイ 「いいぞ、ついてこい。」
そう言って俺たちは寝室へ向かった。
イタ 「何で入って来てんの…?」
ドイ 「なんとなく。」
何でこんなこと言われているかというと寝室についた後イタリアをベットに寝かせたんだ。がその後すぐに俺もベットに寝転んだ。そういう事だ。
ドイ 「いやか?」
イタ 「別に。」
と言って俺たちは背中合わせで寝る。数分後イタリアが静かになったので少し話しかけてみる。
ドイ 「寝たか?」
イタ 「…」
ドイ 「…聞いてないと思うけど俺がすっきりしたいから言うな。…俺お前のこと好きなんだ。友達としてじゃなく、もちろん恋愛的に。」
イタ 「なんだそうだったんだ。」
ドイ 「お前っ起きてたのかよ⁉︎」
イタ 「だってこうでもしないと本音言ってくれなさそうだし。でもそっか…だから避けてたんだ。」
ドイ 「え?俺お前のこと避けてたのか?」
イタ 「うん。でも良かった。好きだから避けてたんだね。てっきり嫌われたのかと思ったよ。」
ドイ 「んな訳ないだろ⁉︎俺は…昔からお前のこと好きだったんだ…。」
イタ 「そう。嬉しいよ!ありがとう!ほらもうすっきりしたでしょ?早く寝よ!」
ドイ 「お、おう」
そう言って俺は寝た。
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
イタ 「僕も好きだよ///」
以上です!今回も読んでくださりありがとうございました!ではまた次回お会いしましょう♪
コメント
2件
ああああああ待って無理すきです話の書き方とか好きです平和すぎて可愛すぎて泣きますリクエストした人も主も天才です愛します
ありがとうございます!! 純愛、とっても最高です😭 クリスマス…私も誰かと一緒にいたi…((((