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コツ、コツ、コツ
霧の多いある神社にて、水色髪橙の瞳をの持つ青年はただ1人、神社の鳥居が沢山ある通路を歩いていていた。
コツ、コツ、コツと、ただ神隠しに遭った青年だけの足音が響く
大きく、迫力のある狐の声がその辺一体に響く。勿論青年…いや、チーノにも聞こえていた。
「…え、今の何?」
チーノは困惑する。かなり大きい声だった。今まで何回か鳴き声は聞いたことはあったがこんな大きいのは聞いたことがない…
「…まぁいいや。なんのようだろう」
チーノは少し足速に声が聞こえた方向へと走っていった
一方その頃
ブーーーーン
とある国では、一台の車が走っていた。そこには我々だ軍外交官とその護衛であるオスマンとひとらんらんが乗っていた
2人は外交の為にその車に乗っているのだが、不審な事に一つの鳴き声のようなものが聞こえたのだ
コーーーン!!
はっきりと聞こえた。運転手にも聞こえたのか車は脇に止まり乗っていた三人全員降りたのだ。
「…え、今の聞こえた?らんらん」
「う、うん…はっきりと…」
オスマンとひとらんはお互い確認をしながら不思議がっている。
そして30秒後くらいだろうか?
『御狐様が鳴いているみたいですね』
2人の目の前に見知らぬ青年が突如として現れた。その青年は水色の髪に橙の瞳を持つ。そう、チーノであった
「…は!?」
2人は目を見開く、不思議さや興味、さまざまな事からだ
「だ、だれ?」
『…名乗るほどのものではないので!』
チーノは目を閉じ何処かへ消えてしまった。
その後2人は無事外交を終えだが、帰り、チーノと会った場所で少し立ち止まりなんだろうと頭を抱えていた。
2人が基地に帰ってくると皆が出迎える。そして夕食のご飯、2人は何気なくそのことを話した
「そういや、今日外交先に行く途中狐の鳴き声がしたと思ったら水色髪で橙の瞳の子現れたよね。マンちゃん」
「あっそうそう!あれ不思議だっためぅね!」
一部の人は「いや何言っとるん⁉︎」と笑い、一部の人は「大丈夫か?」と心配し、そして青紫赤は目を見開く
自分達の知っている橙と全く同じ見た目であったのだから。
「それ、どこでみたん⁉︎」
トントンは少し前のめりになり興奮気味で聞く
「…アイツが?」
「…」
対して鬱やショッピは静かではあったが、明らかに動揺していた
「やっときたよ、チーノ」
「スミマセン、遅れました」
チーノはオスマン達と別れてからすぐ御狐様のところへ行った。
どうやら用件として、そろそろ人間が紛れ込みそうであるから定期的に掃除をしてくれとのこと
(そんなことのために呼ばれたんか…)と思いながらもチーノは1人笑って
「承知しました。御狐様」
そう言った