テラーノベル
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眠れない夜にいつも鳴るスマホ
それは最愛の彼 …
からではなく体の関係だけの〇フレから
「 寝れないんでしょー? 」
電話に出るとそんな元気な声が聞こえてくる
なんで分かるんだろうと心で思いつつ
「 別に ? 」
とぶっきらぼうに返す
「 電話でた癖に、笑 」
なんて、笑った顔まで想像出来てしまう
黙ったままの俺に彼は全てを知ってるかのように
「 大丈夫 寝れるまでそばにいてあげるから 」
と、優しく声をかけてくれるのだ。
体だけの関係の癖に、
ずけずけと俺の心に土足で踏み込んでくる。
ほんとにそういうとこ …
「 うるさい、ッ … 」 (( ポロポロッ
大嫌いだ、ッ …
夜は独りになると必ず自分を責めてしまう
なんでもなかった今までの出来事も
全てが間違っているように自分に否定される
苦しくて、しんどくて、明日が来るのが怖くて、
スマホの光、エアコンの光、空気清浄機の光
全ての光が怖く感じて、心に大きな穴が空いてる気がして
そんなことを全てわかったように
彼はいつも電話をくれる
まるで俺の事をなんでも見透かしてるように
「 ここにいるから、大丈夫 」
「 弱音だって吐いていいし、弱いお前でいいよ。 」
「 それでも俺はそばにいるからさ 」
こいつにだけは敵わない、そう思わせてしまうほど
彼は俺が今、この瞬間に欲しい言葉をくれる
いつも、誰の前でもカッコイイ頼もしい俺で
弱音も弱点も何も無いようにしてきた
いつしか、自分より弱くて 辛そうな人が
周りに集まるようになった。
相談されて、慰めて、そんなことを繰り返してたら
いつしか誰かの前で弱い自分を見せたら嫌われるんじゃないかとさえ思えてしまった
「 弱い自分に存在価値は無い 」
心で1度思ってしまえばその釘は抜けることなく
ずっと刺さり続けて錆が広がっていく
ひとりになれば心に雨が降って錆はさらに勢いを増して広がっていく
だけど、彼だけはその錆でさえ
好きだと言ってくれる
止めることもせず
ただそれも含めて、包み込んでくれる
どんなに辛くても、彼だけは
俺の心の穴を一時的に埋めてくれる。
満たされなくても、その時間だけは穴が埋まるんだ。
「こんな俺でも、生きてていいのかな…ッ」
そんな言葉を発すれば、彼は静かに
「同じ人間ばっかじゃおもんないやん、笑」
「そんなお前が俺は好きやで」
と笑い飛ばしてくれる
どうして、この人が俺の彼氏じゃないんだろう…と心の思いは胸にしまって
今夜だけは俺のものでいて欲しいと
彼の優しさに漬け込む俺は
「性格悪いかも…ッ、笑」
寝れなすぎて変な物語書いちゃった。
ペアは好きなように解釈してくださいな、w
わたし的にはないふをイメージして作りました笑
自分に当て嵌めてもいいし別の子に当てはめてもいいので、笑
それではばいばーい
コメント
4件
青桃としか思えん(?) 表現とかめっちゃ好きです! 投稿お疲れ様です!
これみた瞬間に桃青だとすぐに思いましたね(?)主さんとおんなじで安心(?)しましたw