「うわぁ…………」
ホテルの部屋に入って、進夢は思わず呻いた。
――目がチカチカするな、これ。
ピンクの原色を塗りたくったような部屋に、めまいをおぼえつつ、進夢は近くにあったイスに座りこんだ。
やたらとフワフワした、座り心地を度外視したようなイスだった。ちなみに色はピンクだ。
部屋の中央には丸いベッドが設置されており、しかも、意味不明ながら、どうやら回転するらしい。
「私の色彩感覚がもしかしたらおかしいのかもしれないのだけど、目がチカチカするわ」
「いや、たぶん黒藤さんは普通の感覚を持っていると思うよ。僕もチカチカするから」
「……ホテルの選択を誤ったかしら?」
「いや、どうなんだろ……。でも、こういうところって、こういうのが当たり前なのかもしれないし……」
草食系男子なめんな! という話である。
この手のホテルの内装など、入ったことがなければ、わかろうは***************************
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