この作品はいかがでしたか?
40
この作品はいかがでしたか?
40
先生と歩く。自然と手が繋がれた。
私「私、体育祭とか初めて。運動会も記憶ないくらいだし(笑)」
涼宮「そうだよね…色々あったねー。出会って3年くらいかな。」
私「そうだねー。でも、退院してまだ1年だもんねー」
涼宮「そうだね。なんか1年しかまだ経ってないんだな。」
私「うん。そう考えたらすごいよね。みんなのおかげかな?てか、男の人が怖いってのに、男9人と暮らすとか、可笑しいよね、今考えたら(笑)」
涼宮「たしかに(笑)でも、あの時はお母さんも必死だったよ。すごい頭下げられた。だから、じゃあ、僕に任せてっていっちゃった」
私「そうなんだ。私、先生がいなくなって、しゃべらなくなって。お母さんとは目も合わせなかった。主治医にも呆れられて…その上転院とか言われて。なんか生きる気力もなかったんだ。」
涼宮「そっか…。」
私「ただ、先生に会いたかった。それだけ…だから、今幸せだな…」
涼宮「杏佳ちゃん」
私「ん?」
涼宮「ずっとそばにいるから。」
私「え?///」
涼宮「だから、先生卒業して、杏佳ちゃんの特別な人になりたい。」
私「特別な人?……とっくに、特別な人だよ?」
涼宮「え?」
私「先生は、私の恩人だし、一番安心するし、一番甘えられるし…」
涼宮「うん」
私「先生のこと、大好きだよ///?」
涼宮「俺も…いつの間にか何よりも大事で、手離したくなくなってた。杏佳…」
私「ん?///」
涼宮「付き合ってください。」
私「………」
涼宮「え?だめ?」
私「ちがう…付き合うって…これって、告白?」
涼宮「そうだけど?」
私「(⑉・ ・⑉)」
涼宮「大丈夫?」
私「……うん///」
涼宮「彼女ってより奥さんになる?」
私「へ?///」
涼宮「杏佳が卒業したら…」
私「…ずっと一緒?」
涼宮「うん。ずっと一緒」
私「(´;ω;`)」
涼宮「泣かないの(笑)」
私「だって嬉しいんだもん…先生が…」
涼宮「名前で呼んでよ」
私「えっ…と…///」
恥ずかしくて下向いてしまって……
涼宮「ん?」
私「……は…遥斗///」
と、名前を言い終えたかとおもうと、頬に手が……そのまま、顔をあげられ…唇がかさなった。
私「…………っ////( ;꒳; )」
涼宮「…ご、ごめんっ…」
遥斗は背を向け少し離れる
私は、その背中に抱きついた。
涼宮「杏佳?」
私「……(;_;)」
涼宮「……無理しなくて…」
私「…違う…びっくりしただけ…」
涼宮「震えてるよ?」
言われて気づいた……
私「あっ…ほんとだ…」
涼宮「気づいてなかったの?」
私「うん…」
涼宮「かえろ…」
なんか、先生が冷たい……
私「うん…」
私なんかしたかな…
手すら繋いでくれないてゆか、先歩くし…
光本「あれ?ふたり帰ってんの?」
涼宮「あぁ…杏佳ちゃん、体調わるそうだから…」
光本「そうなの?大丈夫?」
私「え、あ、はい…大丈夫です…」
光本「泣くほど…?ごめんね、無理させて…」
私「大丈夫です!!」
なべ「遥斗?」
涼宮「ん?」
なべ「ちょっといい?」
涼宮「え、杏佳ちゃん…」
なべ「光本、杏佳ちゃん頼んでいい?」
光本「え?あぁ、わかった」
光本「杏佳ちゃん。いこ?」
私「……はい…」
先生となべさんとは、反対方向に離れてった……
私は足を止めた。
涙が止まらなくて……
光本「杏佳ちゃん?ちょ…大丈夫?」
私「……(´;ω;`)ウッ…」
光本「どしたの?宮ちゃんとなんかあった?」
私「もうやだ。」
光本「え?」
私「こんな自分がやだ…」
泣きじゃくる私を、光本さんが、抱きしめてくれた…
光本「杏佳ちゃん、少し震えてる?恐い?やっぱり宮ちゃんが…」
私「先生にね…」
光本「うん?」
私「ずっと一緒って言ってもらえた」
光本「うん…」
私「すごく嬉しかった。」
光本「うん…」
ゆっくり話す私に、光本さんは優しく頷きながら聞いてくれた。
私「……でも先生に…」
光本「ん?」
私「………(。•́ωก̀。)…グス」
光本 「宮ちゃんになんかされたの?」
私「……嫌なことじゃないけど、私が震えてて。先生が…急につめたくなって……うわぁーん。 °(°´ᯅ`°)° 。」
光本「なるほど(笑)大丈夫だって。」
私「初めてでビックリしただけで…でも震えてて…」
光本「大丈夫。杏佳ちゃんのせいじゃないから。宮ちゃんの気持ちの問題ね(笑)」
私「でも…(;_;)手も繋いでくれなかった…」
光本「そっか…ヨシヨシ(。´・ω・)ノ゙。大丈夫。寒くない?」
私「…うん」
コメント
2件
やっとくっついたー! 宮ちゃん頑張れー!大丈夫だよー!(笑)