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『言葉で紡ぐ恋のライム』
〜 マイクで紡ぐ恋の予感?〜
番外編25『新たなライバル現る?』後編
廃工場
『麻里姉?お前の姉貴か?』
『お前らに関係ないだろ…』
『生意気な弟を持つと大変だなぁ?喧嘩して逃げてきたってとこだろ?』
『……。』
『捨てられたんだよお前は。その姉貴も親にもな。』
『両親は仕事が忙しくて滅多に会ってないだけだ。でも、そうだね。麻里姉には嫌われちゃったかも。僕が……わがままだから…。 』
『おい、こいつの姉貴も呼び出して可愛がってやろうぜ。』
『っ、麻里姉には手を出すな!』
『うるせぇよ!』
ごすっ!
『っ……!』
僕の電話を奪い電話をかけた。
プルルル
『出ねぇな。』
『はい。もしもし。』
『あ、出た出た。今おたくの弟さんボコってるんで、助けて欲しければ……。』
『……助けて欲しければ、なんですって?』
『っ!?いつの間に背後に……。』
『見張りはどうした!』
『そんなの既に倒してあるわ。』
『まさか……10人はいたはず……。』
『麻里姉……。』
『よくも私の可愛い弟をボコボコにしてくれたわね。それなりの覚悟は出来てるのかしら。』
ブォンッ。
私はマイクを起動させる。
『っ、お前まさか……。』
『姫神麻里衣か…!?親は凄腕名探偵を持ち、姫神財閥の跡取りにして自身も名探偵…。』
『姫神家を敵に回せば…どうなるか分かるかしら。私は多くの経営会社のスポンサーであり社長をしてる両親の娘。そして私は跡取り。これがどういう意味か…分かるわよね?』
コツコツ……。
『私は優しいから…。ヒプノシスマイクで再起不能にしかしないわよ。』
『『『うわぁぁぁっ!!』』』
キーンっ!!
『相変わらず容赦ねぇ…。』
『流石麻里姉です!』
『さて、私達はこの人達を引き回しにいきましょう。』
『岬君。帰りましょう?』
『…なんで来たの。頼んでないし。』
『っ、お前…!』
左馬刻さんが前に出るのを私は止める。
『っ、麻里衣…。』
『岬君。』
『……。』
私は手を上にあげる。
(叩かれる……!)
ギュッ。
私は岬君を抱き締める。
『無事で良かった…。心配したんだからね。』
『麻里姉…なんで…っ。怒らないの?』
『怒る?どうして?』
『だって、僕、悪いこと…。』
『…そうね。確かに悪いことはしたわね。
でも……。』
私は岬君の頬を撫でる。
『こんな怪我をして怒る程、私は落ちぶれてないわ。』
『っ…!』
ギュッ!
椎名
219
ぷち
1,978
#ツイステッドワンダーランド
霜
887
『おっと。』
麻里姉に抱き着く。
『ごめんなさい、ごめんなさい…っ。僕、わがままばっかり……』
『よしよし…。もう怒ってないわ。家に帰りましょう?』
『麻里姉…。』
(いつまでくっついてんだ……っ。)全員
数日後――
『みなさん、心配かけてすみませんでした。』
『怪我も無事治ったみたいで良かったわ。』
『麻里姉。ありがとう。また遊びに来てもいい?』
『来なくていいぞ、うるさいからな。』
『三郎君…。(`・д・)σ メッ!』
『うぐっ。』(かわいい。)
『もちろん、いつでも構わないわ。』
『えへへ、やった。じゃあ僕帰るね。また連絡する。』
『えぇ。気を付けてね。』
玄関で手を振る。
『…あっ、忘れ物。』
『え?』
グイッ!
麻里姉の手を引いて唇にキスをする。
『っ!?』
『はぁぁ!?』全員
『麻里姉…油断し過ぎ。』
『み、岬君……っ!!』
『いつか、また僕だけの麻里姉にしてみせる。もう子供だって言わせないからね。』
『っ…。』
『てめぇ、待てコラクソガキ!!』
『さ、左馬刻さんやめてください!相手はまだ子供です!』
『ガキだろうが関係ねぇ!ぶっ潰す!』
『大人気ないですねぇ…。やれやれ。』
『幻太郎さん。物騒なものしまってください。』
『麻里姉の可憐な唇にキスなんてしやがって…あいつ殺す…っ。』
『三郎君落ち着いて…。』
『麻里姉はなんでそんな落ち着いてられるんですか!?』
『岬君はまだ子供だし…女の子みたいに可愛いから……。』
『だからってあいつは男ですよ!まさか……麻里姉あいつにキスされるの初めてじゃないとか……?』
『……。』
『…麻里衣さん。大人しく吐いてください。じゃないとしょっぴきます。』
『なぜ手錠を……。』
『俺様以外にキスを許したのか?あ?』
『お前のじゃねぇだろ。』
『あぁ?うるせぇぞダボ!』
『あぁ!?』
『喧嘩始まっちゃった…どうする?蘭。』
『うーん…そうですね…放っておきましょう。』
『放任主義……。』
こうして、質問攻めにあったお嬢様なのであった。めでたしめでたし……?
コメント
1件
番外編、読み終えました!岬くんの「油断し過ぎ」からの口づけ、本当に意表を突かれました。まだ子供だけど計算されたプレイ…これからどんなライバル関係になるのか楽しみ。麻里姉の「叩かれる」と思いながらも抱きしめる優しさも、左馬刻さんたちの嫉妬も含めて、キャラの温度感がしっかり伝わってくる回でした。めでたしめでたし……?の“?”がまたいい余韻を残してくれますね!