左馬刻 × 寂雷 ~ 短編

左馬刻×寂雷

苦手な方🔙

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「先生、俺の声覚えてっか？」

「えっと…覚えてるも何も、今喋っているでしょう？」

「ふん、だよな」

「左馬刻くん、ちょっと変だよ…」

「何がだよ、俺は先生に忘れられたくねぇだけだ」

「…人が人を忘れる時は声からって言うもんね」

「不安にさせてしまったかな？」

「…先生だって人間だしな、忘れる事くれぇあんだろ」

「普段完璧な人だからこそ、ひとつ忘れる時はでっけぇもん忘れんじゃねぇかなって」

「私は左馬刻くんのことは忘れないよ」

「…はってなんだよ、他の奴らは忘れんのか」

「忘れるかもしれないね」

「TDD忘れんのだけはやめろ」

「…飴村くんのことは忘れたくても忘れられない気がするね」

「仲良かったくせにな」

「私は悪くないんです…」

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