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みらい「アタクシだって恋をしたことありますよ。」
麗奈が続きを聞きたいというと
みらい「もう朝の2時ですし、そろそろ寝てください。
お辛いでしょうけど明日は奏太様と美優様の結婚式です。
7時には南宮に着いていなければなりません。」
と言った。
麗奈はそう言われると眠りについた。
◯次の日・天界・南宮
ザワザワしている臣下達。
水界と花界と森界と魔界から来た王族や侍女達。
一人で座っている麗奈。
臣下①「麗奈様はなぜ一人でいらっしゃる?」
臣下②「落ち込んでいらっしゃるのでしょう。
好きな人を実の姉にとられたのですから。」
臣下達は麗奈と目が合うと咳払いをしてその場から離れた。
麗奈は舌打ちをしてお酒を飲んだ。
みらい「麗奈王女様、もうお酒を飲むのはおやめください。」
そう言うとちょうど結婚式が始まった。
司会が奏太達に部屋に入るように指示すると、
おめかしをした美優とその隣を笑いながら歩く奏太が入って来た。
座っている人達は皆立ち上がり拍手をして”お幸せに”と出迎えた。
二人が天神王の所で立ち止まると
天神王「二人とも輝いているな。
私はソナタ達が立派に育ってくれた事を嬉しく思うぞ。」
と、天神王が二人を褒めた。
美優「ありがとうございます、父上!」
奏太「ありがとうございます、お義父上。」
二人が会釈をしながら天神王に言った。
天神王「そう硬くならずに楽にせよ。奏太ももう息子同然だ!」
そう天神王が言うと儀式が始まった。
司会「天神王と新郎、新婦は中央へ。」
三人が中央へ行くと奏太が天神王から結婚を認められた印として代々受け継がれる天界にしかない剣をさずかった。
その剣を握った奏太はあることに気がついた。
奏太が険しい顔をしていると
天神王「奏太、どうしたのだ?」
と、天神王に聞かれた。
すると、奏太は
奏太「剣に何か書いてあるのです。」
と言った。
天神王「なんて書いてあるのだ?」
天神王に質問され奏太が皆の前で読み上げた。
奏太「”国平和訪れるとき黒き者の大量の血流れ白き王生まれる。
国滅びるとき黒き者、白き者両方の血流れ黒き王生まれる。”
と書いてあります。お義父上どういう意味でしょうか?」
天神王「私もよく分からん。今初めてこの文を見た。
誰か分かる者はいるか?」
天神王が臣下や結婚式に呼んだ王族達に聞いた。
臣下達と王族の人達は皆分からないと首を横に振った。
天神王「まぁ良かろう。今日はめでたい日ゆえ宴の準備をさせておいた。
皆今から北宮に集まってほしい。」
天神王に言われて皆が立ち上がり北宮に向かった。
麗奈はお酒をみらいに没収され、なんとか酔わないで北宮に移動できた。