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(この人、目開いたまま気絶してる……)

ひとまず男性を床に降ろすことはできた。

その人の口に入ってる鉄球を手に取る。

鉄球はテニスボールぐらいの大きさだった。

沸騰した大釜にその鉄球を入れると、バスボムのように溶けた。

「んん……」

男性の意識が少し目覚めたようだ。

「あ、おはようございます。私は紙塔來雨という者です。この建物?について聞きたいことが……」

「嫌だっ!俺をもう苦しめないでくれ!」

「私は獄使じゃないですよ。加虐趣味は持ってないので、安心してください。」

男性は深呼吸をしながら辺りを見回した後、しばらく私を注意深く見つめた。

「……そ、そうか。取り乱してすまなかったな。來雨さん?が俺を助けてくれたのか?」

「大釜から床に移しただけですが。」

「ああ、有難う。俺のことはロジオと呼んでくれ。來雨さんはどうやってここに来たんだ?」

「獄使に平手打ちをされたら、この建物に瞬間移動されました。元々その獄使が、殺人犯専用の罰を与える場所に移動させる的なことを言ってたんです。」

ロジオは自分の火傷の跡を見ながら、話を聞いている。

「なので、獄使に平手打ちされたら必ずこの建物に瞬間移動ではなく、獄使が任意で人間の瞬間移動を発動させてると思います。それで、大変な目に遭いつつ歩いていたらこの部屋を見つけt……!?」

天井から急に炎が噴射される。

「クソッ!」

直撃は免れたが、右脚が少しだけ火傷した。

この部屋から出て、取り敢えず廊下を並んで歩く。

「急に炎がでてきてビビったよ。なぁ、來雨さんが持ってるこの槍はどこで手に入れたんだ?」

「ここの廊下の床から生えてきたやつです。ところで、ロジオさんはこの建物について何か知ってることはありますか?」

「俺も獄使によるテレポートで来たから、あんまり分かんねぇんだ。ただ、テレポートさせた獄使が言ってたことなんだが……死んだ人間の魂の運命を決められる、閻魔神という存在がこの建物にいるらしいぜ。」

「閻魔神……そいつと交渉して、死んだ人間を全て無に変えたいですね。あ、後ろ。」

ロジオの背後に、棺桶ぐらいの大きさの鉄箱が現れる。

「うおっ!?」

鉄箱の扉が開き、私とロジオがその中に固定された。

扉の内側には大量の針が備え付けられていて、全身に針が刺さる。

「いってぇ〜、片目にも刺さるとこだったぜ……」

刺さった針を引き抜き、狭い鉄箱の中から出た。

「はぁ……アイアンメイデンみたいな仕組みですね。」

「悪趣味だな。この部分がスピーカーみたいな感じになってないか?」

鉄箱の外側には、幾つもの小さな穴があった。

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