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side???
タバコの煙が晴天の空へとゆっくりと上がっては風にかき消されていく。
俺に命じられた任務は…
糞みてぇなものだった…
今更、空の秘宝マクシミリアンの探索、だと?
2533年の歴史の中で、マクシミリアンの手がかりが手に入った事があるだろうか?
その命令は濃霧の中で針を掴め、と言っているようなものだった。
異世界からの転移者達のほとんどが探し求めるマクシミリアン…
どうやって、どのように、どこにある?
聞きたい事は山ほどあったが…
確かに、手がかりが全く無い訳では無い。
マクシミリアンの在処は古代石碑を辿れば分かるようになっている、らしい。
伝承ではな。
しかし、その古代石碑がまた厄介なのだ。
最難関のダンジョンに眠り、さらに、最近では変異体ときたもんだ。
最難関のダンジョンの攻略難易度は跳ね上がっていた。
俺たち1番隊はいつも特攻ばかりをやらされる。
1番隊の隊長は俺で何十人目だ?
『???さん!』
『おぉ、お前か。
どうして俺がここに居ると分かった?』
『煙臭いのを辿れば簡単ですよ。』
『相変わらずモンスター級の鼻だな。』
『褒め言葉として受け取りますよ。』
彼は言った。
小柄だが、龍槍の使い手として、その実力には定評があった。
『どう思う?」
『どうって?』
彼は小首を傾げた。
『今度の任務だよ。』
『あぁ…』
『どうも、エデン人は俺たち1番隊を殲滅させたいらしいな。』
『そんな事無いんじゃないですか?』
『は?
お前、耳まで悪くなったのか?
マクシミリアンを見つけ出せ、と言われたんだぞ?』
『見つけ出しましょう!』
『大丈夫か、お前さん…?』
『第1の古代石碑の在処は目星がついているんです。』
『は?
どこだよ?』
『始まりの島・アルカ島のダンジョン、天墜の神殿、です!』
『馬鹿…
あの難攻不落のダンジョンにどうやって…』
『終焉の攻略者・ゼファー。
彼、今アルカ島に居るんですよ。』
『それで…?』
『彼を味方に引き入れれば、あるいは?と思いませんか?』
『しかし、あの男が仲間になるか?』
『最近、ゼファーには仲間がいます。』
『ほぉ、だが、それが?』
『美少女だそうですよ。
ゼファーは彼女を仲間であり、恋人だと公言しています。』
『へぇ…』
俺はその話に少し興味を引かれた。
『彼女を味方につければ…
おそらくゼファーも…』
『お前も考える事が段々と黒くなっていくな。』
『ありがとうございます♪』
『だから、褒めてねーよ。』
俺たちはそんな事を言い合いながら、アルカ島に向かう飛行船を準備させた。
くろぬか
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柘榴とAI

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#没入感フィクション
柘榴とAI

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コメント
1件
この第19話、一気に空気が変わって緊張感が走りましたね。Side???ってことは、もしかしてまた別の勢力の視点…?1番隊の隊長が「何十人目か」って呟くところ、もうそれだけで過酷さが伝わってきました。それにしても、部下が「ゼファーと恋人の美少女を利用すれば」って言い出すのが怖い…善意で近づくのか、罠を仕掛けるのか。ゼファーと彼女の関係が試される展開になりそうで、もうドキドキが止まりません。Eさん、この不穏な空気の作り方が本当に上手いですね…!