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あらすじの注意を読んでから小説に移ってね!
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目が覚めて、寝床から背中を離す。
カーテンの隙間からは眩しく、暖かい光が出ているが、部屋はまだ薄灰色が広がっている。
スマートフォンの電源を付け、時間を確認すると[05:47]という数字が表示されていた。
少し早いが、部屋から離れ、みんなが集まる談話室へ足を運んだ。
談話室の廊下には一部だけ、ライトが付いている。
談話室を覗くと、白っぽい髪にぐるぐる眼鏡を身につけたチーノがソファに腰掛けていた。
『チーノさん、おはようございます…』
驚かせないよう、小さめの声で挨拶をしたら意外とすぐに気付いてくれた。
「ーーちゃんじゃん!おはよ〜!」
目が見えない眼鏡越しでもにこっと笑っているのが分かった。
「ーーちゃん今日ちょっと早かったね。なんかあったの?」
『たまたま早く起きちゃったので…二度寝したらきっと目が覚めないので…』
「あははっwそうなの?」
チーノは疑いながら笑っている。
でも、私はなかなか無い二人の時間が貴重に感じる。
「ーーちゃん、温かいココアとか飲む?」
『…じゃあ、お願いします』
「はーい!」
談話室はまだ肌寒いが、チーノの笑顔で暖かくなった気がする。
「はい。ココアね!」
手に渡された高温のココアと共にいつもの朝を迎える。
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第一話無事、投稿しました。
短いのは許してください。
いいねよろしくです。じゃね。