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※なんでも有り!!!
※地雷さんばいばい
※伽羅崩壊有り鴨 ……
rd × pn 。
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『 逃げはなんてない 』
pn 「 や 、 …… めろ !」
振り払うように らっだぁの手を突き放し、 走り出した 。
サンダルの音がアスファルトを打つ。
コンビニ前の歩道を駆け抜けて、住宅街に入る
( …… 違う …… 違う ! )
( あれは、 あれは …… もう終わったはずなのに …… ! )
らっだぁの声が耳から離れない 。
《 助けてって呼んでたんだろ ? 》
《 俺のこと忘れないくせに … 》
・ ・ ・
( … うるさい …… もう やめて …… )
胸が苦しい。 足も、震えてきた 。
その時背後から聞こえた __
「 やっぱり、 嘘 だったんだ ? 」
振り向くと 、 そこに “ もういる ” はずのない
らっだぁが、立っていた 。
汗ひとつかいてない。
ただ、じっと俺を見つめてる 。
rd 「 そんな顔して走るなんて、 おかしいよ
。 そんなに怯えてるのに 、 なんで俺を避けるの ? 」
「 __ 俺が怖い ? 」
俺は、唇を噛む 。 声がでない …… それは黙ることしか出来なかった 。
rd 「 …… あ 〜 、 そっか 」
「 俺 、 “ お前 ” だけ優しかったもんな 」
「 他の誰にも 、触れなかった 。 言葉も、 肌も、 全部ぺいんとだけの ものだった 」
「 でも、 ぺいんとは 俺を置いていったんだ 」
「 ねえ、 何回 “ おやすみ ” って 言ったけ ?」
「 何回 “ 好き ” って 言ったけ ? 」
らっだぁは1歩ずつ、ゆっくりと近づいてくる。
俺は、その場から動けない ⋯ 。
足が震えて 。胸が痛くて 。
何より 、 その声が __ 懐かしくて、優しくて、 怖かった 。
pn 「 やめろ …… こっちくんな ……っ ! 」
rd 「 ぺいんと 」
その声は、甘かった 。
rd 「 逃げてもいいよ ? 」
「 …… でも、 その逃げた先、全部俺が用意してたら どうする? 」
「 どこにもいけないよ 。 ぺいんとが一番よく知ってるでしょ ? 」
「 だって …… 」
『 お前が一番 、 俺を求めてた 』
、
息が乱れる 。
それは恐怖からか、それとも懐かしさからか。
俺は、 目の前のらっだぁを見上げながら、震える唇で言った 。
pn 「 …… お願い …… どいて …… 」
らっだぁは微笑んだまま。
rd 「 だめだよ 。 だって、 俺今やっと “ お前の心 ” に 触れた気がするんだ 」
「 ねぇ… ぺいんと もう一度だけ、 一緒に帰ろ ? 」
。