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無数の骨が空間を包み、牙を向く。
待たせすぎちまったフリスクの為にも、すぐ、終わらせるぜ。
サ「まずはプレゼントさ。」
先程までの無数の骨、その全てが、1つの生命体に向かい雨のように降り注ぐ。
まぁ、雨ほど優しいものじゃないけどな。
数ある骨の1つは、テレビ画面に刺さり、1つは、チューブを貫き、1つは、大きな顔の目を潰し、1つは、植物の腕を契った。
フ「ウ…ウソだ…!!」
フ「こんな事は…!?ありえない!!」
フ「キミ…は…」
<ティーン!>
フラウィーが言葉を言いかけた途端、腑抜けた音と共に、フラウィーのHPが回復する。
そして、オレは、カプセル型の弾幕に囲まれた。
フ「ホントにバカだね。」
そして、オレを仕留めようとした瞬間。
?「そんなこと、許可してないよ。」
瞬間、セーブファイルが歪む。
フ「何が起こった!?」
そうなれば、弾幕を弾き、ワープするオレを封じる手段は無い。
サ「アンタの負けさ。」
次の刹那には、もうオレはヤツの上にいた。
黒い空間を青い光で埋め尽くすブラスターと共に。
サ「終わりだ。」
フ「チッ!こうなったら、一旦世界を落とせば!」
瞬間、6つのソウルがフラウィーを張りつけにする。
フ「なっ!?何をする!離せ!お前らはボクの!!」
サ「敵を作りすぎたな。ボーンポナペティ。」
そうしてブラスターは一斉に砲撃し、フラウィーを消し係る。
フリ「待って!サン─」
そんな声を共に。
サ「安心しな、人間。」
フリ「うぇ?」
突然の出来事に、フリスクはそんな素っ頓狂な声を出す。
サ「ラストを選ぶのは、お前さんさ。」
そうして、すっと親指を指す。
そこには、動けないほどボロボロなフラウィーが居た。
フ「………」
フリ「………」
そうして、2人は対峙した。
フ「どうした?早くボクを殺せよ?」
ここからは、オイラが見る所じゃないな。
ただ、アイツなら大丈夫だろうさ。
そこから数分、ゲートの入口前で待機していると、フリスクが来た。
サ「よォ、人間。話は終わったようだな。」
フリ「うん、フラウィーも逃がしてあげたよ。彼は確かにやり過ぎだったかもしれないけど、だからって死んじゃう理由にはならないもん。」
サ「へへへ、いい選択だと思うぜ。」
※フリスク=フ「」
フ「それでサンズ、色々聞きたいんだけど…」
サ「あぁ…あの事か。」
正直、話すかどうか悩ましい。
お前の『ソウル』は今空っぽで、中身はオイラが持っている。なんて言っちまっていいんだろうか?
そもそもどこまで話していいのか?
まず、フリスクは、記憶を持ち出せるのか?
迷いが尽きることは無い。
フ「サンズ…聴いたら迷惑になる?」
サ「まぁ…多少はな。」
フ「ふーん、それじゃあいいや。」
サ「え?」
そう言うと、人間はくるっと出口の方に向き直った。
フ「だって迷惑なんでしょ?だったら聴かなくてもいいよ。どうせもう帰れるしね。」
サ「そんな簡単に…」
フ「ふふふ、いいんだよ。隠し事の1つや2つあっても、それが私の何もかもに関わりがあろうとも。」
フ「知っても、幻滅しないから教えて!って聴くよりも、聴いても聴かなくても、友達な事に変わりはないから、内緒事はお互い様に、これからもよろしくね!って。」
フ「そっちの方が、人間くさいし、モンスターくさいでしょ?」
そう言うと、フリスクは糸目のままニコッと笑った。
その姿は、外の夕焼けと重なって、綺麗で輝いてて、少し照れくさくなって、目を逸らした。
サ「へへへ、ありがとな。この借りは絶対に。」
フ「うん!いつか絶対に!」
そう言うと、フリスクはあっ!と声を出し、
フ「そう言えばフラウィーが…」
『【ソレ】をしたいなら、『ナイフ』をポケットに入れなよ。多分役に立つよ。』
フ「って言ってたよ。なんの事かは分からないけど。私の手元にはタガーしかないし…」
なるほどな、恐らく…
サ「ありがとな。その助言確かに貰ったぜ。」
フ「うん!お役に立てたなら何より!」
フ「それじゃあ、そろそろ行くね。」
そう言うと、フリスクは少しずつ出口へと歩き始めた。
サ「あぁ、また今度はハンバーガーでも奢らせてくれ。」
フ「うん!それじゃあまたいつか!」
そう手を振って、フリスクはゲートの外に行った。
これでノーマルエンド
Nルート達成完了だ。
もう身体は脱力感に襲われ、ひと仕事終わったと、言わんばかりに、疲れ切っている。
だが、本番はこれからだ。
また始めるか。
本当のハッピーエンド…
Pルートのその先を探しに。
*ケツイが みなぎった