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イマジナリーフレンド
自由少女
この時期になると懐かしさや思い出が頭の中を駆け巡る。でもまぁ7歳から11歳ぐらいのことはあまり思い出せないけど。理由も大体わかってるので、これ以上深く探らないでくれ。小学生の頃は父に「もう○年生になるんだなぁ」と毎年言われたものである。でも私が思い出すのはそれより前の4歳ぐらいの思い出である。何でそんなこと思い出すのかって?私に聞かないでくれ。それであの頃はお気に入りのティーセットがあったんだ。もちろんおもちゃだけど。私がこういうもので遊ぶ時、人形も大人も要らなかった。そこには君がいたんだ。
覚えてる?一緒にティーパーティをしたよね。おもちゃで遊んだりもしたよね。後でお母さんに聞いてみたんだけど、大人には君のこと見えなかったらしいよ。そうだね、もうずっと君と遊んでない。そういうおもちゃももう持ってないし、私には友達が出来たから。あれ、そういえば君言ってたっけ?僕はもう要らないって。でもさ君の事私思い出したよ。もしかして、あの時止めてくれたのも君だったりするの?あれは私じゃないよ………君と話すのっていつぶりだろう。ねぇ、ほんとに君じゃないの?でもあの時聞いた声は………なんか言ってよ、えーケチ。でも何で今君と話せるの?私が?そんなことも言ってくれたね。