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@Somi. 👻🍼
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雪華♬.*゚
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ようやく堕天使が眠りについた。冷蔵庫を開けても何も無いとか、何冷やしてるんだよ。人らしく生きられない私はむしろ、ロボットなのかもな。
「824円頂戴致します。」
タバコは流石に手出したらだめだよな。多分、私の生活が終わるどころの話じゃないよな。でもな、1箱なら。
「あの、お客様。大丈夫ですか?」
「あ、すみません。お金ですよね。ほんとすみません。」
「いえ、大丈夫ですよ。」
にかっと慣れた笑顔の雨雪さん。いつものやつだ。焦って勢いよく現金をタップすると自分でびっくりして小銭を落とした。
「ありがとうございます。またお越しくださいませ。」
深々と下げられた頭を撫で回すように店を後にした。恥ずかしかったな、いい加減クレカ作ろうかな。短い針と長い針が12を刺した頃、生ぬるく吹いた風に流されるように川辺の横のベンチに深く腰をかけた。何時ぶりのご飯かな、でも朝食べたかもしれない。ゴソゴソと 袋からおにぎりを取り出すと冷たかった。
「ああ。あっためるの忘れた。絶対食べたくないな。」
途中まで開けてしまったおにぎりをただ眺めることしか出来なかった。川の中が透き通って見えるから、ここは綺麗で整った川なのかも。しばらく眺めていたが魚は見えなかった。
「海苔ついてないし、いいよな。」
ただの塩飯だったからあまり罪悪感なく腕を大きく振りかざした。
「これと交換しようよ。」
冷えた手が私の手首をがしっと掴んだ。もう片方の手にはサンドイッチを持っていた。
「あ、さっきの。」
顔をあげると、口角が可愛いいつもの店員さんが居た。
「具はね、レタスとチーズが入ってるやつだよ。」
「ありがとうございます。」
力んで潰れたおにぎりを渡すと横に座って美味しそうに食べ始めた。何か話しかける訳でもなく、ただひたすら食べ続けていた。綺麗な月に見守られて、街頭に照らされて、私たちの存在が浮き彫りになった。
「ごめんなさい。私が素手で触ったやつなのに。」
「ううん。大丈夫だよ。」
間髪入れずに答えたお姉さんは髪をシュシュで括り、後れ毛で隠れた輪郭が魅力的な人だった。あんなことして、怒らないんだな。なんか涙かも、でも上手く言えなくて、こういう時ってなんていえばいいんだっけ。
「ありがとう、ございます。」
「私もありがとうございます。」
「なんでお姉さんが。」
「なんでもですよ。」
ありがとうっていつでも言っていい言葉らしい。忘れてた感覚が頭の中で芽吹き出す。
「私、ちょっと疲れてたみたいで。なんかちょっともうなんて言えばいいか分からなくて。」
気づけば汚い事とか、冷たいものが口からどばどば止めどなく垂れてきていた。そのうち飲み込むことも忘れて、だらだら流したヨダレと涙が入り交じって取り返しのつかない所まで来ていた。
「ごめんなさい。こんなの人に言うもんじゃ。」
「私さ、ロボット人間なの。」
「え。」
「だからさ、何言ってもいいんだよ。」
大丈夫のその一言がどれだけ暖かくて心地よいものなのか分からされた。夏でもないのに少し暑い夜で、私にとっては初めてのことだった。
「私、あまゆきって言うの。よろしくね。」
「私は、ぽぽりです。」
コメント
1件
第1話、めっちゃ良かった…!!😭💕 堕天使のイメージから始まって、コンビニでおにぎり買って川辺で捨てようとしたところを雨雪さんに止められる流れ、すごく切なくてでも温かくて…。おにぎりとサンドイッチ交換するシーン、なんでか分かんないけど涙出そうになったよ。あと「ロボット人間」って言葉、ぽぽりちゃんの孤独感が伝わってきて胸がぎゅってなった…。雨雪さんの優しさが沁みる夜だったね。続きすごく気になる!!🌸