⚠︎天王寺組の皆んなが岸ちゃんの事が嫌いです⚠︎
⚠︎岸ちゃんが可哀想です⚠︎
それでも良い方はどうぞ!
室屋「おい岸本ッッ!!また資料間違えとるやんこの”無能”がッッ!」
岸本「ッッ、…!!すんまへん、…」
あぁ、…また怒られた。俺ってほんまに無能やなぁ、…(笑)皆んな俺の事嫌いやし仕方がないのか、….俺はええ子やから、悲しいのも我慢する。それが”俺”やから。
室屋「お前が来てから余計忙しなったわ、ほんまに”最悪”」
岸本「すんまへん。次から気をつけますね、(笑)」
室屋「きしょいねん笑うなや。」
俺はええ子やから、我慢する。俺はええ子やから、その言葉をちゃんと受け止める。俺はええ子やから、”死にたくても毎日生きる”。俺はええ子やから、我慢、する。
岸本「…..へい。ほんなら俺仕事、しますね。(笑)」
室屋「あっそ、とっととどっかに行ってくれや視界に入るだけで腹立つわ。」
渋谷「…..、」
馬渕「……、」
戸狩「…….、」
皆んな、俺の事を冷たい目で見る。まあ、当たり前か、(笑)俺は嫌われとる。俺は要らない子。俺は死んでも誰からにも悲しまれない子。そんなの初めから分かっとる。
岸本「……」
何故か自然と屋上に来てまった。別に死にたい訳ではない。多分やけど、本能的に一人になりたかったんやなぁと思う。
岸本「….辛い時こそ”笑えば”ええよな、…(笑)」
俺は辛い時こそ毎回笑って気持ちを誤魔化す。俺は毎日”仮面”を被って生活しとるようなもんや。ありのままの俺を曝け出すときっと皆んなに余計に嫌われる。せやから仮面を被るんや。偽りの自分を演じると何故か安心するからな。(笑)
岸本「….仕事せんとな。」
俺は自分の作業するデスクに座り、黙々と仕事を始める。正直俺がおらんくてもええかなぁって思う時もあるけど、俺はそれでも毎日生きる。生きてても無駄やと思うけど、毎日それでも生きる。
室屋「おいッッ!ノロノロ仕事すんなや早よ仕事しろや!!」
岸本「ッ”、….す、すんまへん、(笑)」
毎日怒声や罵倒を浴びとる。慣れとるかなぁ思ても毎日胸がズキズキするんよなぁ、”大切な仲間”に言われるとこんなに苦しいんやなぁ、….(笑)
渋谷「…働けんなら帰れや。天王寺組にそんな”無能”は要らへん。」
馬渕「兄貴分に迷惑かけてどないすんねん。ふざけとんのか?”カス”」
戸狩「こんな奴が戸狩派に居る事が”恥晒しやわ”。」
室屋「お前なんて別に”要らへん”しどうでもええわ。」
岸本「……無能で、カスで、恥晒しで、要らへんくて、すんまへん、….(笑)」
笑えば許してくれるって誰かが言うてくれた。でも変やなあ、笑えば笑うほど皆んな怒っとる気がする。もう、どないすればええんやろこれ泣いてもどうせみんなに気持ち悪がられる。誰にも慰められない。誰も助けてくれない。俺はこう言う”運命”なんやろうなぁ、…(笑)
岸本「….皆んなは、俺の事、嫌いでっか?(笑)」
室屋「は?”嫌い”やわ、”大嫌い”やわお前なんか死んでくれた方がせいぜいするわ。」
あぁ、…皆んな頷かんといてくれや。そんなに俺の事、嫌いなん?(笑)俺のヘラヘラしとる態度が嫌いなんかなぁ、(笑)俺のこの性格が嫌いなんかなぁ、(笑)俺の見た目とか声が嫌いなんかなぁ、(笑)誰か教えてくれや、….
岸本「そう、ですか、そう、ですよね、…(笑)」
室屋「そんな当たり前の事聞いてくんなや気持ち悪い。」
岸本「すんまへん、….(笑)」
はぁ、…俺はええ子、ええ子やから、我慢、する、…..ええ、子、やか、ら、…..。
岸本「俺、兄貴たちと仲良うしたいんですけど、….無理、ですかね、….?(笑)」
室屋「……、”バカ”が仲良うしたないわ、”死ね”。」
もう、俺は、”ええ子”やないみたい、もう、我慢出来へん。一気に俺の感情が死にたいに染まっていく。こんなん初めから死んだ方がよっぽどマシなんやなぁて今更ようやく気づいたわ、(笑)
岸本「…..じゃあ死にますね。(笑)」
室屋「勝手に死んどけ。」
俺は自分の忍者刀を手に持って頸動脈に押し当てる。これでようやく苦しみから解放されるんやって考えると何故か嬉しい気持ちになった。これで誰にも何も言われない。これで楽になれる。これで”幸せ”になるかもって。
岸本「…..さようなら、(笑)」
???「、….し……と!」
あぁ、なんやろ、ここ、天国なんかなぁ、…(笑)
???「き、….もと!」
誰やろう、俺の名前こんなに呼んどるの。不思議やなぁ、….(笑)
室屋「岸本!!」
岸本「、…..ぅ….あ?」
あれ、ここ、病室、?なんで?あれ?なんで室屋の兄貴俺の事ちゃんと岸本って呼んでくれとるんや?
室屋「お前1ヶ月も寝とったから、心配で心配でッ、….」
岸本「え、…?俺の事、大嫌いとか、死ねとか言うとったくせに、..?」
室屋「は?そんな事一回も言うた事ないわ、岸本は”一番かわええ舎弟”やのに、言う訳ないやろ。」
岸本「ッッ、…!!!」
今ここでようやく気づいた。今までのは全て”悪夢”やったらしい。室屋の兄貴から聞くには俺室屋の兄貴の事守ったせいで銃に弾かれたらしくて当たった位置が悪かったせいで一ヶ月も目を覚まさなかったそう。
岸本「なーんや、良かった。(笑)」
室屋「はぁ、ほんまにアホなんやから、(笑)」
岸本「すんまへんッッ、!(笑)」
俺は少し雫を溢しながら笑顔で室屋の兄貴に返事をした。”愛されとる”ってこんなにも幸せなんやなぁって、”大切にされとる”ってこんなにも嬉しいんやなぁって、俺はそう思って一日を終えた。
コメント
3件
嫌われてなくてよかったぁ!
岸ちゃん嫌われか、めっちゃ良きなんやけど 可愛い奴がめちゃめちゃ狙われている系ストーリーめっちゃ好きなん自分だけ? 悪夢でよかったな現実でもおいし(((
続きあるかな(*≧∀≦*)