初恋の涙

家の工事の手順が決まった。

支所の神保さんが見えた。

「子供達も大きくなったなぁ」

「ところで南戸さん？…」

家、家族を置いて出ていった事を話した母

「ずいぶんだなぁ」

この家は祖母の土地だからといって家を建てた。名義人は南戸さんの名前だけど

母の名前に替えた旧姓と共に

新藤朋美、私達も変わった南戸の姓を使う妹が

いじめがあるからまだ変えたくないって言われた

まずは私が住む部屋を探してくれた神保健さんが

二間あると言いかな？

「３部屋が良いなぁ」

茜が一人部屋が良いって言われた。

「生意気よ…勉強きちんとしなさいよ」

はい！

神保さんが顔が広いけど不動産業に行った。

佐堂清士がいた。

「あれ？神保？…」

「同級生であり、うちの事務員だから安く入れないか？」

「ずいぶん熱心だなぁ」

「新藤朋美さんですね笑っ分かりました渡辺～笑っ」

「はい！所長？」

「間取り３部屋のアパート、マンション空いてるか？」

相手の男性を観てた母が

「渡辺さん？…」

はい？

「新藤朋美です」

がっちり型の男性、

タブレットを落とそうになった「朋美さん？…」

渡辺脩

それなら家の裏のマンション二件空いてますが。

「娘２人います年頃ですので３部屋のを探してます」

「ちょっと待っててくださいね笑っ」

お母さん…

「由岐可能性ありよ笑っ」

親父のマンション空いてますが！

「渡辺～！お前の稼ぎ！」

別に構いませんよ。この店潰れるよ！

どうゆうこと？…

渡辺産業の跡取り息子、結婚歴二回離婚、46歳

え？…

「お母さん…」

「大学生の時の先輩よ…」

「あんなにカッコいいのに？」

独身男性

「新藤朋美さん車に乗ってください！」

自分の車に乗り込んだ時、

こちらですよ

大きなワゴン車に乗った。

市内から外れた。

「私達通学路じゃなくて？」

何年生？

「中学二年生と高校一年生です」

そうか…

Uターンした。渡辺さんが

南区のマンションなら電車、地下鉄近いな。

「南戸さんは？」

「別れました…」

またか？何かやらかしたのか？…

お父さんと同じですか？

「結婚式に出たよ」

そんなに経つかしら、

「18年だろう？…由岐ちゃんが結婚してから一年後に出来た、アイツ俺から金貸してくれって言われた。20万貸したら戻ってこない、朋美さんと金取りやがって…バカヤロだよ」