☄️視点
「行ってきます…」
「行ってらっしゃい」
みこちのどこか悲しいような声を聴き、あたしは仕事に向かう。
あたしは昨日、みこちへのサプライズをと思い、ホロメンと一緒に買い物をしていたのだ。
でも、みこちに「19時に帰る」って言って、あたしが帰ったのは23時、、 4時間以上も過ぎてる。
昨日帰ってみこちの部屋に行くと、みこちの目が腫れてた。多分、泣いたんだろうなって。
みこちはベッドに大の字になって寝てた。片手には電源をつけっぱなしのスマホがあって、
電話したであろう画面が暗闇の中で光ってたんだ。
今日はクリスマスだから、仕事早く終わらしてみこちと一緒に過ごそうかな。
…今日は頑張るぞ~、、
🌸視点
「行ってらっしゃい…、、」
玄関ですいちゃんを見送る。
今日は12月25日、クリスマス。
「すいちゃん、、」
みこには、恋人の星街すいせいって子がいる。
…でも、みこは昨日、すいちゃんが「浮気」してるみたいな話を聞いた。
どうやら、すいちゃんが他の人と一緒に歩いてるというのを見た人がいるらしい。
…どっちなのかな、
「真実」か 「勘違い」か。みこにはわからないや。
すいちゃんには、、捨てられたくないなあ……
☄️視点
「すぅぅ……ふぅ………」
「……ただいま!みこち!」
片手に持ったビニール袋と共に、玄関のドアを勢いよく開ける。
「にぇ!?」
みこちが焦った表情をして玄関まで走ってきた。
「お、おかえりすいちゃん、」
「早いにぇ、、」
「…なんでそんな焦ってんの?」
「にぇ?!べ、別に…、、 」
…怪しい。
「入るからね~」
「あ、ちょ!!」
あたしはみこちを退けて半ば強引にリビングへ続くドアを開けた。すると…
「……って、なにこれ、?」
目の前のことを見てきょとんとするあたし。
「あーもう…バレたくなかったのに~、なんで今日こそ早く帰ってくんだよおめえはよォ!!w」
あたしが見たのは、部屋がクリスマスの飾りでいっぱいだったこと。
あたしが帰ってくるまでやってたのか、まだ出来ていないところもある。
「……んもー、嬉しくなっちゃうじゃん!!」
「んぇへ、、…w」
…え、なに。かわいいじゃん。
って、そんな事はさておき。
「んねみこちー、ケーキ買ってきたからたーべよ!!」
「え?!食べる食べる!!」
「あ、じゃあお皿とか用意して待ってて!」
「んにぇ?わがった!!」
あたしはケーキを机に置いて、部屋へと向かう。「ある物」を取りいくために。
「おまたせ~」
「あ、すいちゃ!準備できたから食べよー!」
「わかった〜」
みこちはケーキを見て嬉しそうにしてる。買ってきたかいがあったなあ。
「「いただきまーす!」」
フォークでケーキを1口食べる。甘さが口の中に広がってく。
いつもなら甘くて食べないけど、今日はみこちと食べてるからか食べれる。
「美味しいーっ!」
みこちが口いっぱいにケーキを頬張りながら、そんな事を言う。
かわいいなあ…
「「ごちそうさまでした!」」
「ふぅ~、食べた〜!!」
「さて、みこち。渡したい物があるんだけど〜…」
「にぇ?なになに〜?」
そしてあたしは、1つの白い小さな箱を取り出した。
「?」
「すぅぅ……」
「結婚して欲しいな、さくらみこさん」
「、、、」
徐々に顔が赤くなるみこち。
「なっ…おまっ………っ、w」
「…おま、最高かよぉ!!」
って言いながら、泣き笑いをしてくれた。
「んはは!w 喜んでもらえてよかった!」
そうしてあたしは目の前の *彼女の薬指に* ___
「…一生返さないからな!!」
HAPPY END
コメント
14件
やっぱみこめっとは結婚するべきよ
最高(_ - -)_ バタッ