「じゃあわたしが攻めるから援護よろしく」
そういいながらリンゴジュースの紙パックを横にあったゴミ箱へ投げ捨てる。軽くウォーミングアップがらて走りながら建物へはいる。中を見た感じまだ全然綺麗だ。使われなくなったのは最近だろうか。…と早速1人。ハンドガンを持っている。こちらへ向けているけどそんなので止まるわけがない。近づいてきた瞬間発砲してきたけどもう遅い。斧を出すこともなく、ポケットに入ってきた小さなナイフで首を掻っ切る。次の部屋へ進む彼女の顔には紅が跳ねていた。
少し上へあがり、人の気配がする部屋まで走る。これは囮作戦だろうか?戦場でこんなに気配を出すのはおかしい。最初のやつもしっかり薄くはしていたはずだから、何人かいると思っておいたほうがいいかな。
部屋へ入るとその部屋が他の部屋よりも何倍も広い部屋だと分かった。パーティー会場のような広さをしている部屋には小さな舞台。たくさんの机と椅子。大きいシャンデリア。
その真下に1人。気配がわかりやすいやつがいた。斧を構えて、斬りかかる。長いナイフ…いや剣?攻撃を流そうとされたみたいだが、斧なんて戦ったことがないのだろう。しかも使い手より大きい斧だ。最初から避けたり攻撃を流したりできるわけがない。そのまま敵の肩を斬る。そこから血が溢れ出し、また彼女の顔へ紅が跳ねた。
バンっと音が鳴った。みこちのスナイパーから鳴る音だ。音的に2、3部屋隣の場所だろう。これで一応任務の情報では3人。あとこの目の前のやつで終わりだが…
「そっちもう1人いたの?」
「残念ながらヘッドショットは外したにぇ」
「そー。こっちももう終わる」
まずは目の前のやつを倒してからだ。
なかなか、剣を使う相手は楽しい。銃や素手と違っていい感じに交えることができる。まあ相手が弱いから遊んでるだけだけど。
次はどうやってこの斧を止めるのかな。その剣じゃ切れないでしょ?流せないし、反撃もできない。そうすると剣を捨てて胸ポケットからハンドガンを取り出した。あーあ。つまんない。剣を使わないのなら興味はない。
ザシュッと首を切り落とす。あ、そーだ。確かみこちはこっちの方角に……
「バッッッッッ、グロいわ!!みせてくんな!!!」
「あはは、ごめんごめんw」
「…サイコパすいせい」
「ん?何か言ったかな??」
「なにも…。!?」
「すいちゃんうしろ!!!」
「うおっ…4人め?いーじゃん楽しそー!」
予想していた。4人め。やっぱりあいつは囮だったか。情報になかった4人めとなると5にんめや6人めの可能性も否定できない。
まあそこはみこちがなんとかしてくれるだろう。わたしはただ目の前のこいつを片付けるだけだ。相手に斬りかかろうとしたその瞬間わたしの髪の毛をかすって斜め後ろ奥へビュンッと弾が通過する。
「すいちゃん、真横通過するかも」
声と弾が同時すぎる……死ぬかと思ったぁ…
て斜め後ろ奥にも1人いたのか。完全にわたしからは死角だった。頭を弾丸が通ったのかもうすでに生きてはいない様だ。
「おーナイスヘッドショット。だけど、もうちょっと先に言ってくれる?普通にすいちゃんが死んじゃう。」
「みこちには警戒心0なんだから…」
ってまだ話してるのに…。勢いよく殴りかかってくる相手に斧を構えていく。こいつは守りが硬い。少し長引いちゃいそうだな。そう思った時、
「えへへ…うんごめn
パンッッ
無線からみこちの声と、スナイパーが撃たれる音がした。
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