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【ねろ視点】
めーやさんとアベレージはどこかがおかしい。俺に人間のものさしの基準がわかる訳では無いけど、分からないなりにおかしいのはわかる。少し前に会った時にも何となく感じていたが、こうやって一緒に住むようになって、さらにおかしいところが浮き彫りになり始めた。
K「あべちゃん、ずっと楽しそうだね」
ポン酢「バブルと正反対だよねぇ」
ねろ「アベね、これ無理してるとかじゃなく、素らしいんだよね」
みや「マジかよ」
めーやさんに聞いた話だと、アベは『楽しい』を軸に物を考えているから、そこから来た行動が良い行動でも、悪い行動でも、楽しければなんでもいい、ということらしい。
まぁ、そんなアベレージはもちろん普通じゃないが、俺的にはめーやさんの方がおかしいと思う。
引取りに行った時、めーやさんの人の心が心配になった。まぁ正直ここに人の心を持ってるやつがいるかと聞かれたらいない可能性の方が高いかもしれない。
めーやさんは可哀想な人間が好きだと言う。自分より可哀想な人がいれば、自分の生きる価値が生まれると。正直、俺は人間全てに価値はあると思ってるから、めーやさんの言うことが理解出来る訳では無い。だからってのもあるかもしれないけど、俺的にいちばんおかしいのはめーやさんだと思う。
めーやさんたちと初めてあった日、子供たちは泣いていた。
めーや「泣かないの、泣かないの〜」
子供「だって、だってぇ〜…」
話を聞く限り、可愛がっていたうさぎが死んでしまったらしい。周りの子供がみんな泣く中、あべめーやは泣いてなかった。
アベレージは、いちばん号泣している子の傍により、ぎゅーっと抱きしめた。その時の俺にはなんのためにそれをしているか分からなかった。でも、抱きしめられた子供は泣きやみ、れーくんれーくん、と名前を呼んでいた。
ぼけーっと、横から見てただけ。でもそれだけで、あの行為がなにか人間の心理的なものを落ち着かせる効果があるんだろうな、と思えた。
影。「ずっと笑うってムズいよな〜」
アベ「なんで?」
みや「かげまるのは違うじゃん」
影。「そっか、違うか」
K「かげぴのはビジネススマイルってや、つ♡」
ねろ「きもちわる」
プテ「きっっっ」
K「消す」
あべめーやがおかしいとかは関係ない。正直ぶっ壊れてはいるけど優しいし、致命的じゃないとは思う。
まぁ、俺はずっと一緒にいられれば、支えていければどんな性格でも、どんな人間性でもいいけどね。
プテ「まってまって!!!ギブギブギブ!!!!」
ねろ「こっちくんな!」
K「追いかけてやってるだけありがたいと思えマジでてめぇらァ!」
影。「騒がしいんですけど〜」