テラーノベル
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「今日も遅かったじゃん〜!!」
「どしたん?最近なんかあったん?」
心配そうな顔をしながら私を見つめる友達。
「あ、てかそれ」
そう言いながら私のスマホを取る。
「これ青色の彼岸花だよね?」
と言いながら私のスマホに映る、花を見せた。
多分、さっきドタバタしてカメラボタンを
押しちゃったのかもしれない。
それより青い彼岸花って..,
「もしかしてやばいやつ?」
「いや、やばいやつっていうか..」
「この花、幻上の話だよね?」
「本当にあったんだ。すげー」
淡々と話を進める友達。
自分のスマホを友達から取り上げ、
慌ててネットで青い彼岸花について調べる。
どのサイトにも青い彼岸花は
『架空の花』だとか
『現実の世界には存在しない』などといった
結果が出てきた。
「嘘でしょ..」
そう声を漏らす。
じゃあ空くんと私が居た、
昨日のあの場所って異世界ってこと?
だとしても景色は余り変わらなかった。
違うところは水の中のような景色だったこと。
今日は午前授業だし、
空くんの家に寄ってみようかな。
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