この作品はいかがでしたか?
204
この作品はいかがでしたか?
204
コメント
2件
続き待ってます!!
太宰「やぁ、中也」
敦くんと別れた後、私は直ぐにポートマフィア本部の近くへ行った。
何だか中也が居るような気がしたから。
中也「んだよ青鯖」
太宰「話を聞いてくれたっていいだろう?蛞蝓。」
中也「手前のそういうところだよ糞太宰!」
少し、口を開いてあげれば中也は脳筋だから直ぐに怒る。
この元気さは身長ではなくて脳に行ったか。
まあ知ってたけど。
太宰「雷、居るだろう?」
中也「あ?雷?彼奴ならお前と同じ道じゃねぇのかよ。」
太宰「…冗談はよし給え。」
私は耳を疑った。
中也「手前に嘘なんざ吐いたところで見破られンのがオチだっつぅの。んな詰まらねぇことはしねぇよ。」
嗚呼、彼は簡単に、まるで私のように嘘を吐き、アリバイでさえも創るようになってしまったのか。
中也「雷が何だよ。」
太宰「ふふ、私を3日後には殺しに来るだとか……♪」
あくまで、私は嬉しそうに云ってみる。
中也は思ったような反応を見せてくれる。
中也「は…?手前、兄弟で闘うつもりってか?」
太宰「そうなるだろうね。」
中也「つくづく阿呆な考えだ。手前が死んだら華くらいは添えに行ってやるよ。」
中也は私に笑った。
嗚呼、中也。私は怖いよ。
君なら、君が私と同じ状況だとすれば、君は笑うだろう。
けれど、私は偽善をただするだけさ。
太宰「ねぇ中也」
中也「何がしてぇんだよ。」
太宰「今の雷の所在は?」
私がその質問を投げ掛ければ、中也は黙り込んだ。