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ｺﾝｺﾝｺﾝ
「十夜くん？ちょっと話せないかな？」
涼にいが低い声で話しだした。
きっと、しょぼんってしてる。
こういう時にだけ低い声で話すんだ。
「…やだ。」
「でも、十夜くんといっしょに話して、解決させないと…」
「ごめん。明日にしよ？」
「分かった。明日、話そうね？」
「うん」
ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ…
ﾊｧ…
ちゃんと話さないと。
そんなの分かってる。
けど、話して嫌われるよりも、このままいっそここから消えちゃおっかな。
あぁ、やっぱりだめな子だ。
何であの時ちゃんと話さなかったんだろ。
ちゃんと話して、ちゃんと終わりにしよう。
よし…。
コメント
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ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ
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