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桜空

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すず
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飛雄ちゃんのヤンデレ書きます
⚠︎︎ヤンデレ
⚠︎︎夢主が先輩で飛雄ちゃんが後輩
⚠︎︎執着高めかも
⚠︎︎解釈違い注意
それでも大丈夫な方はどうぞ
「影山、まだ帰らないの?」
「……先輩、待っててくれたんですか」
「うん。暇だったし」
そう言うと、影山は少しだけ目を伏せた。
「……嬉しいです」
「え?」
「なんでもないです」
そう言って、私の鞄を当然のように持つ。
「ちょっと、私のだから」
「持ちます」
「いや、重くないよ?」
「知ってます」
「じゃあなんで?」
「俺が持ちたいんで」
……最近、こういうことが増えた。
帰り道は必ず一緒。
鞄は持たれる。
手を繋ぐことも増えた。
最初は可愛い後輩だと思っていた。
でも。
最近の影山は、少しだけおかしい。
「先輩」
「ん?」
「今日、昼休み誰といました?」
「友達」
「男いました?」
「……いたけど」
ぴたり。
影山の足が止まった。
「……誰」
「同じクラスの子だよ」
「名前は?」
「なんで?」
「いいから」
「えっと……」
名前を告げると、影山は黙り込んだ。
「影山?」
「……そいつ、前にも先輩と話してましたよね」
「よく覚えてるね」
「覚えてます」
「なんで?」
「先輩のこと見てるから」
あまりにも迷いなく言われて、言葉に詰まる。
「……ずっと?」
「はい」
「私が誰と話してるかも?」
「見てます」
「誰と帰ったかも?」
「見てます」
「……怖いよ、影山」
そう言った瞬間。
影山の顔から、すっと表情が消えた。
「……すみません」
繋いでいた手が、少し緩む。
私はその手を見つめて。
「……嫌いとは言ってないよ」
そう付け足した。
影山が顔を上げる。
「じゃあ、いいですか」
「何が?」
「もっと見てても」
「……」
「先輩のこと」
真剣な目だった。
「俺、先輩が誰といるか気になるんです」
「そんなに?」
「そんなにです」
「……嫉妬してるの?」
「してます」
即答。
「めちゃくちゃしてます」
「ふふ」
思わず笑うと、影山が少し眉を寄せる。
「笑わないでください」
「だって、影山がそんなこと言うの珍しいから」
「……俺、結構我慢してます」
「何を?」
「先輩に、他の男と話すなって言わないようにしてる」
「それは……」
「でも」
影山が私の手を握り直した。
今度は、逃げられないくらい強く。
「正直、言いたいです」
「……」
「先輩が他の男といるの、嫌なんすけど」
胸が大きく跳ねる。
「……影山」
「嫌です」
一歩、近づかれる。
「先輩が他の男と笑ってるのも」
もう一歩。
「楽しそうに話してるのも」
そして。
「俺の知らないところで、そいつのこと考えてるかもしれないのも」
「……」
「全部、嫌です」
目が合う。
逃げようとは思わなかった。
ただ、こんな影山を知らなかった。
「じゃあ、どうしたいの?」
聞いてしまった。
影山は少し黙ってから。
「……俺だけ見てほしいです」
「それだけ?」
「それだけじゃないです」
「え?」
「俺のことだけ考えてほしい」
繋いだ手を、自分の胸元へ引き寄せる。
「俺がいないと寂しいって思ってほしい」
「……」
「俺以外と帰りたくないって思ってほしい」
声が少し震えていた。
「先輩の中、俺でいっぱいにしたいです」
「影山……」
「駄目ですか」
いつもの強気な影山とは違う。
少し不安そうな顔。
だから私は、握られた手を握り返した。
「……少しずつなら」
「……!」
影山の目が見開かれる。
「本当に?」
「うん」
その瞬間。
ぎゅう、と抱きしめられた。
「ちょ、影山……!」
「……すみません」
全然離す気がない。
「嬉しくて」
耳元で囁かれる。
「先輩、俺のこと好きですよね」
「……好きだよ」
「じゃあ」
さらに腕に力が入る。
「俺から離れないでください」
「うん」
「絶対」
「……うん」
「約束ですよ」
そう言った影山は、ようやく私を離した。
けれど。
繋いだ手だけは、最後まで離さなかった。
コメント
2件
100♡しか押せなくてすみません💦 最高です!ありがとうございます!!
おおお、これはヤンデレ影山ちゃん…! 普段落ち着いてる後輩が「先輩のことずっと見てます」って真顔で言うギャップがたまらんわ。しかも他男と話すなって言いたいの我慢してるとか、逆にそっちの方が怖いし可愛いし。最後の「離れないで」って約束求めるところ、執着全開で最高だった🔥 続き気になる〜!