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ーーーーーーーーーころんver
部活が終わってスマホを開いていると、
ジェル君からL◯I Nが入っていた。
『莉犬、熱あるみたいやから静かにしてやってな。俺は買い出し行ってる。今は寝てるみたいだけど、早めに帰ってやって』
また、熱出ちゃったんだ。
そんなことを考えながら、進む足に力を入れて、走り続けた。
莉犬くんは、もしかしたら人よりも体が弱いのかもしれない。
お父さんに連絡してみようかな。
僕のお父さんは大きな病院の院長だ。
相談したら、何かしら原因がわかるかもしれない。
でも莉犬くん…人見知りだしなぁ…。
るぅと「ころ、ちゃん?」
急いでいた足を止めて、声のした方に体を向けた。
そこには学校帰りであろうるぅと君の姿と、
友達であろう姿が見えた。
ころん「るぅと君今帰り?」
るぅと「はい、そうですけど…」
ころん「莉犬くん、心配じゃないの?」
るぅと「莉犬…ですか?」
るぅと「心配は心配ですけど…」
るぅと「会いにくくて…」
友達「俺、先帰っとくなるぅと」
友達「なんかあんだろ?」
友達「また話そうぜ!またなー!」
るぅと「あ、うん、またね!!」
ころん「いいの?友達」
るぅと「また会えますし笑」
ころん「まぁそれもそうだね」
るぅと「というか、凄く急いでましたよね?」
るぅと「なんかあったんですか?」
ころん「莉犬くん、またお熱だって」
るぅと「えぇ、それは災難ですね…」
ころん「早く帰ってあげよ!」
ころん「家、今誰もいないみたいだしさ」
るぅと「じゃあ、競争ですよ!」
るぅと「よーい!どん!!」
ころん「あ、ちょ、まってよー!!」
ーーーーーーーーーー莉犬ver
莉犬「けほっ、けほっ、」
ジェル先輩が家を出て少したってから、俺の
睡魔は突如として姿を見せなくなった。
体はずっしりと重くなっていて、動かすことさえままならない。
莉犬「はぁっ、…」
小さくため息をついて、天井を見る。
頭がぼんやりして、視界が少しゆらゆらする。
そんな中で、水色の物体と黄色の物体が目の前で動いているのが見えていた。
視界はぼやけていて、あまりよく見えないが、
ころん先輩とるぅと君なのは聞かなくてもわかった。
るぅと「莉犬!!」
るぅと「大丈夫ですか、?」
莉犬「るぅ…ちゃん…」
るぅと「お水飲みますか?」
ころん「はい、持ってきたよー」
るぅと「お薬は先輩帰らなきゃないですけど」
るぅと「お水だけでも飲みましょう?」
ころん「僕、紙持ってくるね」
ころん「書かなきゃいけないのあるから」
るぅと「莉犬が先ですよね、?」
ころん「分かってるって」
ころん「ちゃんと看病もするから!」
ころん「ほら、体温測って」
机の上に置いてあった紙は先輩だったのだとその時理解した。
莉犬「2人とも…ありがとぉ、」
ころん「いいの、いいの」
ころん「ねぇ、莉犬くんに聞きたいんだけど」
ころん「今度お父さん呼んでも良いかな」
ころん「体診てもらおうよ」
ころん「僕のお父さんお医者さんなんだ」
るぅと「そうなんですか!?」
ころん「まぁね」
ころん「で、莉犬くんいいよね?」
莉犬「ぃや…」
ころん「そう言うと思ったよ…」
ころん「呼んじゃったから来るからね」
莉犬「やぁだっ、げほっ、、」
ころん「やだじゃないでしょ?」
ころん「診てもらわなきゃ治らないんだから」
知らない人は怖い。
何をしてくるか、わからないから。
俺のことをどこかに連れて行くかもしれない。
俺のことを気持ち悪がるかもしれない。、
俺のことを嫌いになるかもしれない。
2人を…先輩を嫌いになるかもしれない。
そうだったら、嫌だから。
辛いのは俺だけで十分だから。
るぅと「あ、先輩かな」
るぅと「僕出てくるね!」
インターホンがなった。
お医者さんなのだろうか。
はたまた、先輩なのだろうか。
どっちにしろ、今の俺に味方になる者はいないだろう。
るぅと「どなた様ですか?」
るぅと「今…先輩いませんけど…」
るぅと「あ、ちょ、勝手に入らないでっ!」
るぅと君があまり出さない大きな声が聞こえる。
少し震えていて、怖がる声だった。
ころん「え、ちょ、何があったの」
ころん「僕、見てくるからここいて?」
莉犬「いやッ…俺も連れてって…」
ころん「ダメだよ、僕先輩だし」
そう言って離れる先輩。
その姿をもう見れないような気がして、必至に手を伸ばした。
その手は誰にも気づかれず、伸ばしたままだった。
莉犬「いやっ、いやだっ、」
体が震える。
ここにいるのが俺じゃなかったら、俺が元気だったら。
そんな考えが頭をよぎる。
でも、そんな都合の良いことは起きないみたいだ。
ころん「ほら、戻りましょう?」
ころん「言うこと聞いてもらわないと…」
ころん「先生呼んじゃうよ?」
?「呼べば良いんじゃない」
?「私、ななもりに会いたいの」
?「今彼はどこにいるの?」
ころん「教えられません」
ころん「早く出てけッ…!」
?「うるさいわねぇ…」
ころん「いだぃッ…」
るぅと「ころちゃんッ…!!」
廊下から聞きたくもない声が聞こえた。
重たい体を動かして、ゆっくりと廊下に近づいた。
どうせタヒぬならみんな一緒が良かったから。
?「あら、あなただぁれ?」
?「この前見た時はいなかったけど…」
?「転入生かなにか?」
ころん「莉犬くん、逃げてッ」
莉犬「あなたはッ…誰なのッ…はぁっ」
?「私?私は、影武者とでも言えば良い?」
莉犬「はっ、…」
るぅと「大丈夫?悪い夢見たの?」
莉犬「ぁ、いやぁ、」
ころん「汗びっしょりじゃん笑笑」
ころん「洋服持ってくるね笑」
るぅと「お熱測ろうね、莉犬」
るぅと「えーっと、」
莉犬「ねぇ、ジェル先輩は、?」
るぅと「あー!まだ帰ってきてないよ?」
るぅと「どうかした?」
るぅと「やっぱ、しんどい?」
莉犬「あ、うぅん、大丈夫…」
ころん「僕のパパ呼んだから安心してね」
ころん「はい、洋服!」
ころん「自分でできる?」
莉犬「あ、大丈夫…」
これは、どこからが夢でどこからが…。
るぅと「あ、先輩かな?」
るぅと「僕出てくるね!」
莉犬「あ、ちょ、待って…」
莉犬「俺…出たいなぁ…」
るぅと「いやいや笑笑」
るぅと「寝ててね、莉犬」
るぅと「ころちゃん、よろしく」
ころん「はいはーい」
るぅと「どちら様ですかー?」
莉犬「やだぁッ、、るぅとくッ…」
莉犬「いやぁぁぁぁあぁああっ」
るぅと「あ、、ジェル先輩おかえりなさい!」
ころん「どしたのー?莉犬くん笑」
るぅと「遅かったですね」
ジェル「あーちょっとな…笑」
ジェル「莉犬は?どうよ調子」
莉犬「はっ、はっ、」
ころん「莉犬くん大丈夫だよぉ、」
ジェル「おぉ、莉犬、俺だよ?」
ジェル「ふーはーふーはー」
ジェル「俺の胸に手を当ててごらん?」
ジェル「俺と合わせような?」
莉犬「はー、はぁー、」
ジェル「上手い上手い」
ジェル「あ、飲み物飲もうな」
ジェル「ほい、どうぞ」
買ってきたのであろうペットボトルを片手であけて、飲みやすいように首を傾けてくれる。
ジェル「なんかあったん?」
ころん「いや、急に叫び始めてさ」
ジェル「ほぉーん、不思議やなぁ」
ジェル「あ、体温は?」
るぅと「あ、、測り忘れてた」
ジェル「何してんねん笑」
さとみ「3人何してんの?」
ジェル「うわっ、驚かせんでやー?笑」
ジェル「莉犬体調崩してもうて」
さとみ「あー、、そうなん」
さとみ「あ、さっき外に知らない人いたぜ」
ころん「お父さんかな?」
ころん「見てくるね」
まさか、ほんとに、くるの、?
いや、いやだ、いやだ、いやだ。
ころん「お父さん、あれ、それと、?」
父「莉犬くんのお母さんだってよ」
ころん「おー、こんにちはー!!」
ころん「めっちゃ綺麗です!」
父「こらっ」
母「あはは、いいんですよ笑」
おかあ、さん?
違う、そんなわけない。
だって、だってだって、俺のお母さんは…。
心臓がバクバクと高鳴る。
本当に…。
そんな期待をしてしまう。
そんなことあるはずがないというのに。
母「莉犬ー、体調大丈夫かしら?」
母「莉犬?」
莉犬「え、?」
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待ってました!!✨ 続きも楽しみにしてます♡
밀크 𐙚⸝⸝꙳