💙「あいつどうしたんだろ、阿部ちゃんなんか知ってる?」
しばらくして、練習の休憩中に突然翔太から声をかけられた。
めめが最近誘っても乗って来ないんだという。
💙「なんか練習も珍しくけっこうミスしてるし、疲れてんのかな」
💚「んー、どうなんだろうね」
適当な返事しかできない。
翔太はただでさえめめの気持ちに鈍感だったのに、今更に恋が叶って幸せボケしている。
自分が原因なんて微塵も考えていないんだろう。
💙「わかんないよな。また何か気付いたら教えて、あ、照ー」
飲み物を買って戻ってきた照の所へ駆けていき、嬉しそうにシェアしている。
胸が痛まないと言えば嘘になるけど、どう足掻いても手に入らないのだからと言い聞かせる。
それに略奪は俺のポリシーに反する。そのうち前を向けるだろう。
めめは佐久間やラウールと喋っている。
いつも声が大きい佐久間が控えめだ。
色恋の話をしてるんだろうなと思う。
俺にはつっけんどんだったけど、佐久間やラウールには素直な気持ちを話せているだろうか。
吐き出せる場所があって、本人の気持ちが少しでも楽になればそれでいい。
そんな風に思っていたが、意外にも話し終えて輪が解散するとめめがこちらにやってきた。
🖤「阿部ちゃん、話せる?」
💚「え?うん」
タイミング悪く、そこで休憩は切り上げ。
練習が終わってから時間を作ろうとしたが、スケジュールも合わずそのままお流れになった。
コメント
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ここまでしょぴ💙の幸せが嬉しすぎて、幸せでしたw