テラーノベル
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夜の町も騒がしくなってくる頃。
私はいつも通りベランダに出て煙草を咥える
『…はぁ。』
大きなため息と共にふわりと煙が空を舞う
服の隙間からちらりと醜い傷を覗かせる
その傷をみていつも自覚する
“自分はクソで取り返しのつかない人”だと。
朝は母親の怒号で目が覚め
殴られて、家を追い出されて。
夜は男性と共に母親は何処かへ出かける
これが続いてもう数年。
私が…働いているからなんとかなってはいる。
って言っても中学生がどうやって稼ぐって?
そんなもん当然P活しかなくて。
でも一発ヤれば5万は貰える。
週に1回ヤれば生活はぎりぎりできる。
そんな事を思っていると煙草は小さくなっていた。
なんでこんな生活なんだろう。どうしてこんな家に生まれたんだろう。どうして、どうして。
そんな自己嫌悪が頭のなかにぐるぐると回って
火が少し残る煙草を自分の腕に押しつけた。
いつか”普通の女の子”になれることを祈って。
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