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ケーキバース
りょつぱ
ーーーーー
若井side
この世は物騒すぎる。
テレビをつけるとフォークの男性が殺人。
テレビは殺人事件殺人事件とうるさい。
もっとほんわかしたニュースは無いのかと思う。
まぁ、俺には関係ないだろうと荷物をして家を出る。
ざっと説明するとこの世は、
普通の人間、ケーキ、フォーク
と3種類の人間がいる。
ケーキはフォークに食われるってことだな。
詳しくは知らない。
ーーーー
・ケーキ
先天的に体液や肉体が甘い人間。涙や血液も甘く感じられ、フォークからは「極上の食事」と認識されてる。
・フォーク
通常の味覚を持たない人間。ケーキに触れたりケーキを食べたりすることでしか味覚を感じられない。そのため、ケーキに対して強い執着や渇望を抱く。味覚が元々あっても急に無くなることがある。
・一般人
ケーキやフォークの様な能力を持たない世界の大半を占める普通の人間。
ーーーー
若「おはよー」
現場に入る。
おはようと涼ちゃんがメイクされながら言う。
今日は雑誌の撮影。
俺はソファに座ってスマホを見て自分のメイクの番を待つ。
数分くらいすると不機嫌そうな元貴がやってくる。
若「すっげぇ不機嫌な顔じゃん笑」
大「記者に後付けられてた。絶対週刊誌のネタにしようとしてんだよ、」
ぶつぶつ言っている元貴の話を聞く。
元貴はネタになるようなことしないと思うけどなぁ、と言うと、僕は若井の様な奴じゃないもんねと言う。
若「あれ俺じゃないってぇ」
藤「次、若井だよ」
若「うん。涼ちゃん今日のメイクめっちゃいいね」
藤「若井いつもそれ言ってるよね」
そう言って微笑む。
今日はある映画イメージのメイクらしい。
鏡の前に座ってメイクをしてもらう。
後ろから元貴が涼ちゃんのメイクを褒めてる声が聞こえる。
若「おお、かっけぇっ!」
メイクさんは良かっです。と微笑む。
やっぱり元の素材がいいからなイケメンすぎる
若「つぎもときー」
大「へい」
元貴のメイクが終わったあと、みんな着替えて雑誌の撮影に行く。
撮影後は昼飯。
たまたま現場が一緒だった二宮さんが新曲めっちゃよかったあと近くの美味しい肉屋の弁当をくれた。
3人揃っていただきますと言って食べ始める。
大「ん、うんまぁ」
藤「おいひ、」
俺も一口食べる。
あれ、味がしない?気の所為かなともう一口。やっぱりしない。
このお店のやつは何回か食べたことがある。
頭をぐるぐる回転させてると、
藤「わかい、なに難しそうな顔してるの?」
若「いや、なんもない。それより美味しいね」
大「にのさんに感謝だな」
涼ちゃんの呼びかけではっとする。
朝見たニュースを思い出す。フォークの男性が味覚を失ってから理性失って殺人をというニュース。
たしか、フォークは味を感じなくなる。
いやいや、まさかな。
コメント
1件
読了しました! 「ケーキバース」という設定、面白いですね。体液や肉体が甘い「ケーキ」と、それを食べることでしか味覚を得られない「フォーク」――この世界観が第1話から早くも効いてきていて、ランチのシーンで若井さんが急に味を感じなくなったところ、ゾクッとしました。まさか自分が…?という不安が日常の何気ない会話の裏に潜んでいる感じが怖い。 テンポの良い掛け合いや、芸能界の穏やかな空気と「殺人ニュース」の対比も巧みですね。今後の展開が気になります!