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「照兄、貰って来たで〜」
向井がたくさんの紙を持って、楽屋に入ってくる…
「康二、それこっち頂戴」
阿部がそれを受け取って、見やすい様にファイルしていく
謹慎していた3人が、復帰したタイミングで
メンバー達は、渡辺の復帰を望む嘆願書を作り始めた
やがてファンからも同じ様に、復帰を願うたくさんの署名の入った用紙が届き…
それを持って8人は上に掛け合い、頭を下げた
「しょっぴー、帰ってくるかな…」
心配そうな向井がそう呟いた…
「今回の事…最初に言い出した、お前が1番信じないで…どうするんだよ」
佐久間に頭を叩かれ、そう言われ
「そうやな。しょっぴーは、絶対帰って来るって信じてる」
向井がそう断言すると
「やっぱり、康二君は単純だね〜」
ラウールが目黒と笑ってそう言った
「単純で結構。信じる者は救われるや…なっ阿部ちゃん」
隣に居た阿部に笑って、そう言うと…笑顔で頷き応えてくれる
「大丈夫…絶対、翔太は帰って来るよ」
今まで黙って見守っていた、深澤がそう声を掛けると
皆んなは頷き、笑顔になった
「しょっぴー!おかえり〜!」
あれからしばらくして…渡辺の謹慎が解け、無事に復帰を果たす
「皆んな、ただいま」
笑顔のメンバーに迎えられて、渡辺は久しぶりに楽屋の中に足を入れた
「何か…懐かしい感じがする…」
辺りを見回し、そう呟くと…皆んな、大袈裟だろうと言い出した
「あっ!康二、泣いてる!」
ただ1人…向井だけは違った様で、涙を流して喜んでいる
「康二、泣き過ぎ…」
阿部にティッシュを取ってもらい…目頭を押さえて笑っていた
「皆んな、俺が戻れる様に頼んでくれたんだって?ありがとう…」
渡辺が知るはずもない、復帰前の話を口にして…
皆んな、向井に視線を向ける
「だって、嬉しかったんやもん…しょっぴー帰って来るって決まって、頑張った甲斐があったわぁ〜!って…」
本人に伝えては駄目だったのかと…向井は焦って助けを求める
「なぁ…しょっぴー、何とか言って…。皆んなの視線が痛いねん…」
「まぁまぁ、康二もワザとじゃないんだし…」
渡辺が、そう宥めると
「翔太君、康二にあまくない?」
目黒が拗ねた様子で、そう咎めた