テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#YJ
結@た に ぎ し 。
8,480
はる☻
46,536
ゲスト
6,767
ATTENTION
物語に事実関係はございません。ご本人様には一切関係のないものですのでご本人様にご迷惑がかかるような発言はお控えください。
個人の範囲で楽しんで頂ければ幸いです。
🩷❤️になります、地雷さんは🔙お願い致します。
あらすじ
さのその兄弟で親しまれる佐野勇斗と曽野舜太は付き合っており、同棲もしている。
幸せで平和な日々を過ごす2人だったが佐野はメディア露出が増え、数々のドラマの主人公格を務めるようになっていった。佐野の魅力が世間に知られていくことは喜ばしいが佐野の出演するドラマを素直に鑑賞できない。それでもやっぱり見たいという好奇心の狭間でちょっぴり悩む舜ちゃんのお話。
【舜太side】
同じM!LKのメンバーであり、頼りになる最年長の佐野勇斗こと勇ちゃんと付き合い始めてはや半年。ついには1、2ヶ月程前から同棲まで始め、今までにないほどの幸せな日々を送っていると思っている。
それでもお互いがオフの日が被ることはそう多くはない。ありがたいことにたくさんお仕事を頂けるようになって毎日忙しくしていた。
勇ちゃんはM!LKが本格的にテレビに出られるようになるまでたった1人で俳優のお仕事を頑張ってくれていた。その努力が実を結び、M!LKとしても1 人の俳優としても勇ちゃんはとても高い評価を受けて今やたくさんのドラマにも出演していて引っ張りだこ状態だ。
勇ちゃんの魅力が世間に知られてきたのは個人的にとても嬉しい。今日もドラマの撮影に行ったようで朝起きた時にはその姿は見当たらなかった。
そんな勇ちゃんとは対照的に俺は今日はお仕事がオフの日である。俺も最近は比較的忙しかったけど珍しく一日何もない日ができた。
理想は勇ちゃんと過ごしたかったけどわがままは言ってられない。勇ちゃんが家に帰ってきたとき少しでもくつろげるように家事をすべて終わらせておかなければ。
家事をすべて終わらせたらお昼の時間を少し過ぎた頃だった。小腹がすいたので冷蔵庫にあったものをつまみながら午後は何をしようかと考える。 せっかくのオフ、何かしなければもったいないが、気づいたら頭の中は勇ちゃんで埋め尽くされていて何も手につかないのだ。
「……勇ちゃんに会いたいなぁ…」
自分の耳にもギリギリ届くくらいの声量でポツリ、と呟いてみる。もちろん届くはずもなく余計に虚しくなってしまった。最後に2人で過ごしたのはいつだっただろうか。
その時ふと名案が浮かび上がる。
そうか、勇ちゃんが出てるドラマ見ればええんや!直接は会えずとも勇ちゃんのいつもは見れない一面を見ることができる。確か勇ちゃん自身が反省を次に活かすためにすべて録画していたはずだ。
そうと決まれば今から見るしかない。テレビの前のソファに腰掛けて早速ドラマを見始めた。
恋愛もののドラマだったが最初の方はそのような描写もあまりなく、おもしろさもあり、もどかしくもある展開で普通に見入ってしまった。そして何より…
「勇ちゃんかっこええなぁ…」
勇ちゃんは今、別の役作りで黒髪なのだがこのドラマでは金髪。新鮮さと懐かしさで思わず頬が緩む。どの髪色も似合うなんて罪な男だ。
あっという間に1話から4話までを見終え、残り3話となった。ドラマが進むにつれて段々と恋愛の描写が増えてくる。
勇ちゃんと共演者の女性との距離が縮まっていくのを見るのは何とも言えない感情になる。単純に物語の展開を楽しみたい気持ちと俺の勇ちゃんにそれ以上近づかんで、という嫉妬の気持ちがせめぎ合う。それでも好奇心が勝り、ドラマは続行させた。
最終話。たどり着くまでに手を握る、ハグをする、顔が近いとツッコミたくなる場面もあったがまぁギリセーフ… ということにしとこう。
最終話も終盤に差し掛かり、無事2人が結ばれたことをめでたく思っていると最後の最後、エンディングの爽やかな曲と共に勇ちゃんと共演者の方がキス、した………………….
「…… うわぁ… なんで見たんやろ… うぅー…」
距離が近いまでは許せたが最近ろくに会えてない恋人が他人とキスしているとなると心穏やかではいられない。寂しさを埋めようと見始めたドラマが俺の心にポッカリと穴を空けてしまった。
もう他のドラマを見る気にはなれず、ふて寝しようかなんて幼稚なことを考えていると
がちゃ、と扉の開く音がした。
「へっ、?!勇ちゃん?!」
想像の3倍くらい早い恋人の帰宅にドキリと心臓が跳ねた。
「ただいま、舜太!」
「お… おかえり…! ずいぶん早かったなぁ」
「思ったより早く撮影終わってさ。今日舜太オフだっただろ?早く会いたくて急いだ」
「っ/ありがと、! 嬉しい..」
勇ちゃんはこういうことを照れもせず当たり前のようにサラッと言えてしまう。かっこよすぎてちょっとだけ悔しい。
「はぁぁ〜疲れた…」
「勇ちゃん、ほんまにお疲れ様」
ドカッとソファに座った勇ちゃんの隣に俺もちょこんと腰掛ける。
「ん~~、舜太ぁ~」
普段の真面目でかっこいい姿からはあまり想像できないような間抜けな声で俺に体を預けてきた。
勇ちゃんの体重を感じながら綺麗な黒髪を撫でているとふと、さっきのドラマを思い出した。
….今日も、綺麗で可愛らしい女性とあれこれしたんやろか。
もちろん仕事なのは分かっているが一度考え始めるとモヤモヤは止まってくれなかった。
「~~でさ、…舜太?大丈夫か?」
勇ちゃんの呼びかけでやっと勇ちゃんがずっと話してくれていたことに気づく。
勇ちゃんはちょっと様子がおかしい俺に気づき、 心配してくれた。
「え?!ぁ、あぁ大丈夫やで。何もあらへんよ。ちょっと考え事しとった、ごめんな?」
「………いや何もなくないだろ。何隠してんだよ」
慌てて誤魔化したがやはり勇ちゃんには敵わないようだ。言うまで逃さないという意思を感じる。
「… あーいやその夕飯なにがええかなとか…」
「おい、ほんとのこと言え」
ダメ元で嘘をついたがそれは遮られてしまった。 観念して口を開く。
「いや… その… さ、勇ちゃん今日の撮影でも共演者の方といろいろしたんかなって…」
「、? いろいろ…?」
「…今日の昼間、勇ちゃんが出てたドラマの録画見とったんよ。あの恋愛もののやつ。勇ちゃんと中々会えてへんかったから…。それで共演者の方と距離近かったりハグとかキス…とかしとって… ちょっと嫌やなって」
しょうもないと思われただろうか。仕事に文句つけられたと思うだろうか。こんなことでヤキモチを焼いている自分の器の小ささにため息が出る。 怖くて勇ちゃんの顔を見れなかった。
「……舜太、それ嫉妬?」
「え、? あ… まぁ… そやな、嫉妬してもうた」
「……はぁぁぁなにそれ…」
大きなため息を聞いてやっぱり嫌われただろうかと身構える。
「舜太可愛すぎ…」
「…はい?」
予想外の返答に戸惑う。今の会話でかわいい要素どこにもないやろ…….
「いや俺が見たくてドラマ見たら他の人との距離が近くて嫉妬してんだろ?俺のこと大好きじゃん。何かわいいことしてんだよ」
「……そりゃ、好きな人が他の人といちゃいちゃしとったら嫉妬もするやろ、/」
「……俺の、勇ちゃんやし/」
「お前まじかわいい。ごめんな、仕事だからさ…。 俺が好きなのは舜太だけだから」
「別に今日はそんなことしてねぇよ。だいたい今撮ってんの恋愛ものじゃねえし」
仕事なのに謝らせてしまった。罪悪感が湧いてくるが今日は特に何もなかったようでちょっと安心るが今日は特に何もなかったようでちょっと安心してる自分もいた。
「よかった……………….」
「……」「舜太、」
ふいに名前を呼ばれそちらを向くと勇ちゃんの顔が近づいてきた。そのまま口づけされる。
「ん、舜太口開けて」
言われるがまま口を開けると舌が入り込んでくる。
「んっ… ふうッ… あ、んんッ」
息が苦しくなってきたところで口が離れ、今度は抱きしめられる。
「寂しい思いさせてごめんな。なるべく早く帰ってくるから」
「…俺の方こそごめん。わがまま言った…。俺お仕事頑張ってる勇ちゃん大好きやから」
「ん、ありがと。頑張るわ」
さっきまでのモヤモヤはすっかり晴れ、こんなにも素敵な人が俺の恋人であることを誇らしく思えた。… でももうドラマを見るのはやめよう。目に毒だ。
「舜太次のオフいつ?」
「えーっと… 確か次は金曜日やから… 明後日やな。 今週たまたまオフ多めやねん」
「まじ?! よっしゃ、俺も明後日オフ!」
「ほんま?! 一緒におれる、?」
「もちろん。何するか考えなくちゃな!」
一気にテンションが上がりウキウキで予定を立て始める勇ちゃんは年上とは思えないほど可愛らしくて、何よりも俺と過ごせることを喜んでくれることが嬉しくてたまらなかった。
そんな勇ちゃんを愛おしく思っているとふいに勇ちゃんの口が耳に寄せられる。
「金曜の夜、な?」
「ふぇ…/」
何かと思えば… さっきまでの可愛さはどこへ行ったのか、低く甘い声で囁かれたその内容に顔が熱くなる。
「さっ、夕飯の準備でもするか! 何がいい?」
何事もなかったように話題を変える勇ちゃんはちょっとニヤついててその余裕っぷりにやっぱりこの人には敵わないなぁ…と思った。
__仕事と嫉妬 完
いかがでしたでしょうか!
佐野さんは色んなドラマに出演されてますが恋愛描写になると思わず顔を背けたくなる面倒くさいオタク心を持ったヌシからの発想でした笑
アイディアが溢れかえっていて意味わからない投稿頻度ですがこれからちょっと減っちゃう… かな? 笑
忘れないうちに、と思ってたくさん書いてます! 楽しんで頂けたら嬉しいです。
ではまた次のお話でお会いしましょう。
次回もお楽しみに🎶
コメント
1件
みぅです🤍🥀 えっと……第4話、読み終わりました。 まず、舜ちゃんの嫉妬、すごくわかるなって思いました。好きな人が他の誰かと恋愛してるシーンって、頭では仕事ってわかってても心が追いつかない瞬間、ありますよね。録画を見てるうちにどんどん距離が近くなって、最後のキスで「うわぁ…」ってなる流れ、すごくリアルで胸がぎゅっとなりました。 でもその後の勇ちゃんの「舜太可愛すぎ」からの甘やかし……あれは反則ですね。嫉妬を可愛いって言ってくれる相手がいるって、すごく幸せなことだなって思いました。最後の「金曜の夜、な?」も、もう……ずるいです。 仕事と恋愛のバランス、難しいけど、お互いを大切に思う気持ちが伝わってきて、あったかい気持ちになりました。続きも楽しみにしてますね🌙