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7月30日


この不思議な図書館に迷い込んで1週間が経った。

1週間を図書館で過ごしてわかった事が幾つかある。

1.食欲や睡眠欲などの欲求が著しく低下する。

何やら時空の狭間?という謎の場所にいるかららしい。

2 .この図書館には人間が居ない。

あの館長はどうやら人間では無いらしい。 自分 で人外だと名乗っていた。

3.何も書かれていない謎のコーナーがある。

あそこには呪われている本がまとまっているらしい……が、本当かは分からない。ただ、迂闊に見ない方がいいのはたしかだ。


しかし、そこに何か手がかりがあるかもしれない。

この図書館を一通り見終わっても手がかりがなければ行ってみるか。


「……」

「今日はこんなもんでいいか」

パタン

しかし、もう1週間か……

私はいつ、元の世界へ帰れるのだろうか……

……

まあ、手がかりが無い今、そんな事を考える必要は無いか……

「さてと」

「今日も読み漁るとしますかね」

私は〖苦しみ〗と書かれたコーナーの本へ手を伸ばす

『やめておいた方がいいですよ』


「!」

「びっくりした……」

「やめておいた方がいい……とは? 」

『……あなたの精神が崩壊してしまうかもしれないからです』

『記憶と感情の本……この本達は人間の方々が頻繁に読んでは行けないのです……』

『脳や精神への負担がとても大きいので……』


そうだったのか……

いや、今考えると当然の事か……

人間は本来、人の過去を覗くことも出来ないし、感情をこんなに直接的に感じることも出来ないもんな……

自分の記憶と感情の処理で手一杯なのにそこに更に他の人のものを取り入れると壊れるのは必然か……

「お気遣いありがとう。今日はもう大人しく休むとするよ。」

『それは良かったです。』

(¿▶♯✧❈?❋★§✴◎……)

「何か言いました?」

『いえ、お気になさらず。』

『それではごゆっくりおやすみください。』

「あぁ、ありがとう」

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