コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
私の名前は白雪姫。
お城に住んでいます。王子様と結婚して幸せになりました。
けれど継母さんは毎日のように鏡に向かって、「世界一美しいのは誰?」と聞いていました。
ある日のことです。いつものように鏡に映った自分の顔を見つめていると……。
「わたくしよ! 世界で二番目に美しいのはこのわたくし!」
突然、背後から声をかけられてびっくりしました。振り返るとそこには綺麗な女の人が立っていて、目を輝かせながら言い放ちます。
「ねぇ、貴女が白雪姫ね? お願いがあるのだけれど」
「えぇっと、どちらさまですか?」
「はい! わたしの名前は『ひよこ』といいます!」
「あぁ、そうじゃなくて……なんで俺の家にいるのか聞いてるんだけど……」
「はい! あなたのお嫁さんになるためです!!」
「……は?」
「これからよろしくお願いしますね!! 旦那様♡」
「ちょ!? はあああっーーーーー!!!??? なんじゃこりゃああああッッッ!!!!!」
(冒頭)
「おいおい、朝っぱらからうるせぇぞ優人~」
「ごめんなさい……」
「……?」
「わたしのせいで、こんなことになっちゃって……」
「いえ、あなたのせいではありませんよ」
「そうかなぁ……」
「えぇ。きっと神様がくれたチャンスですよ」
「そっかぁ! じゃあ頑張ろうね!」
「はい!」