テラーノベル
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蓮 🖤『翔太くん・・・これはどう言う事かな?また、マネキンさんに捕まったの?』
所狭しと並ぶミネラルウォーターの山に、非常食らしきダンボール箱が山積みされている。
分かった!さてはネット通販で単位を間違えたな。
翔太💙『やっぱり蓮・・・海外に行こう』
はぁまた始まった。この人また変な事考えてる。
4人でのプチ旅行を終えて帰ってくるや否や、大量に色々な物を備蓄しだした。
翔太💙『蓮、俺に着いて来てくれるよね?』
怖い夢でも見たのだろうか?
こんな大量の荷物、パントリーに納まるだろうか?
おまけに重いし。全く何考えてるんだか。
翔太💙『早くパスポート準備しろよ。取り敢えずの物だけ持って避難するぞ』
へぇ〜簡易トイレまで買ってる。凄いな意外としっかりしてるんだな翔太くん。
ちゃんと防災グッズが一揃いある。このくらいちゃんと防災意識を持たないとなぁ・・・
翔太💙『聞いてるのかよ蓮!』
蓮 🖤『ふっははぁはっ何?その格好?集団疎開でもするつもり?』
気がつくと翔太くんはパンパンに膨らんだリュックサックに旅行用のキャリーバックを抱えている。
華奢な体には大き過ぎたのか、足元がフラついている。
翔太💙『よく笑っていられるな蓮』
おぉい泣き出したんだけど・・・なんかいけない事言っちゃったかな?
蓮 🖤『しょ翔太?大丈夫?どうしちゃったの』
翔太💙『お前まさか知らないのか?これの事』
そう言って翔太くんが見せてきた動画は大災害を予言したとされる動画だった。そう言えば以前、康二が同じような事を言っていた事を思い出した・・・
蓮 🖤『翔太くん、仕事もあるでしょ。海外なんて現実的じゃないよ』
翔太💙『蓮と離れ離れで死ぬのなんてヤダ!』
可愛いんだけど・・・
パンパンに膨らんだリュック姿を笑ってしまった事を後悔する。
蓮 🖤『あくまで予言でしょ?起きるかわからない事に怯えてても仕方ないでしょ』
翔太くんは〝信じる者は救われるんだ〟と言って必死で俺のパスポートを探し出した。どう言ったら分かってもらえるんだろうか・・・
翔太💙『何処にあるの?どうして信じてくれないの?嫌だからな蓮と俺はずっと一緒に生きて過ごすんだから』
なんて可愛いんだ。翔太くんと一緒に死ねるならそれで良いけどな俺は。
蓮 🖤『翔太くん、それじゃ不平等だよ。海外行けない人達はどうなるの?自分達だけ逃げちゃって平気なの?』
翔太くんは目をキョロキョロと動かして不安な顔をしている。優しい翔太くんの事だ、悩みに悩んでるに違いない。皆んなを置いて何処かに行くなんて選択はしないはずだ。
翔太💙『じゃあ死んじゃうよ?蓮も俺も今日別々の仕事でしょ?離れ離れは嫌だよ』
蓮 🖤『大丈夫。確かその予言夜だったと思うよ。だから・・・取り敢えず仕事行かない?』
予言とか知らないし適当な事を言った。
信じる信じないじゃない。
俺は今、この翔太くんと過ごす幸せな時間を大切に生きたいと思った。ただそれだけだ。
翔太💙『本当に?間違いない?』
蓮 🖤『うん。だから今日は早めに帰って、いつもと同じように過ごそう。いつものように一緒にお風呂入って、いつものようにイチャイチャしよう』
翔太💙『一緒に死んじゃうって事?』
蓮 🖤『俺は、ごめん信じてない。でも翔太くんが不安なら少しでも取り除いてあげたいって思ってるよ。だから今日は早く帰って来れるように頑張るから』
少しは落ち着いたようで、重たいリュックを床に下ろすとソファーに座り込んだ。
それに続いて、俺も隣に座った。
翔太💙『本当だったら?蓮死んじゃうの怖くないの?』
蓮 🖤『怖くない人いないでしょ。でも、翔太くんが一緒ならそれでイイ。繋がったまま死ぬのも悪くないでしょ』
翔太💙『お前何処までも変態だな』
蓮 🖤『何回言うのよ?晩ご飯何がイイ?』
翔太くんは〝唐揚げ〟と元気よく答えると、俺の膝の上に頭を預けた。頭を撫で髪の毛を梳くと気持ちよさそうに目を細めた。
蓮 🖤『翔太・・・素敵な時間だと思わない?もちろん長くこの時間が続いて欲しいって思うよ。でも、根拠のない未来を信じたくはないな。勿論、備える事は必要だけど・・・これは買い過ぎだよ』
所狭しと山積みの防災グッズに冷ややかな視線を送った。
翔太💙『ごめんなさい』
俺のお腹に顔を埋めて腰に腕を回して丸まっている。
蓮 🖤『翔太?大丈夫?』
潤んだ瞳で俺を見上げると涙が頰を伝った。
蓮 🖤『何で泣くの?』
翔太💙『怖い・・・やっぱり今日ずっと一緒に居たい』
困ったな・・・ずっとこの調子だ。
優しく翔太くんの上唇を食んだ。応えるように後頭部に手を添えると俺を引き寄せ舌を抱き合わせる。
蓮 🖤 『普通に過ごそう?最期の時も馬鹿みたいに抱き合っていたい・・・』
翔太くんは、部屋をぐるりと見回すと、頬を赤らめて俺のシャツを掴んで自身に引き寄せキスをした。
翔太💙 『今/////その時かもよ?・・・繋がってた方がよくない?』
蓮 🖤 『悪くない誘い方だね////』
シャツを剥ぎ取り胸の飾りを舐めとる。指の腹で転がせば恥ずかしそうに身体を捩らせた。
白磁の肌にたくさんの花を散らせる。下着を脱がせ太腿を撫でる。
翔太💙 『キスしてよ』
太腿に舌を這わすと〝そこじゃない〟と言うので花茎を口に含むと
翔太💙 『口だよ!普通キスって言ったら唇だろっ変態///んんんっ聞いて…んあっ….』
蓮 🖤 『要求の多い避難民だね///静かに抱かれる練習をしてた方がイイよ翔太』
翔太side
言葉と裏腹に蓮は、優しく俺に口付けすると唇を塞ぐように舌を挿し込み、上顎を擦った。
片方の手で俺のモノを擦り上げ先走りで、蓮の手を濡らした。
大事に抱えるように俺の腰を持ち上げると舌を這わして俺の屹立を咥えると、音を響かせながら吸い上げた。
亀頭から溢れ出る愛液を丁寧に舐めとる。
優しく、ゆっくり丁寧に抱いてる。
翔太💙 『言葉にしなくても愛って伝わるんだね・・・んっ////』
〝何?どう言う事?〟と不思議そうに小首を傾げる蓮が、可愛い。
蓮のシャツを脱がせ、下着に手をかけると手首を掴まれて止められた。
蓮 🖤 『翔太まだイってないでしょ?』
翔太💙 『今夜もするんでしょ?その時にいっぱいして?』
蓮 🖤 『ずるいよそれは////こら….んんっ離して….俺も夜でいい////』
翔太💙 『はーい静かにしましょうね////他の方に迷惑ですよ///静かにイってください』
蓮 🖤 『ンンンンんっあゝアツ…..しょう////』
蓮は腰をビクリと揺らすと、白濁を俺の口内に放った。
頭を撫でると、こちらを睨みつけている。
やばいかも・・・後ろに身じろぐと腕を捕られて四つん這いにさせると隘路を舐められる。
翔太💙 『やっ///しないったら夜でいいって言ってるだろ///んんっあん、やん』
蓮 🖤 『予言が間違ってたら?今まさにこの時かもしれない////』
翔太💙 『んんッあはぁはぁ、あん、あん….あっ、あっ///…..あん馬鹿挿れたいだけ…だろっ//』
〝誘ったのあなただからね〟そう言われれば何も言えない・・・
朝っぱらからバカ見たいに抱き合った。
時々、近くに上積みされた段ボール箱が揺れた。
大災害の前にダンボールの山に押しつぶされて命を落としかねないな・・・
俺の中に侵入してきた蓮の熱塊を受け入れると、蓮は左手を重ねて後ろから優しく腰を振り奥へと押し侵ってくる。
押し開かれた結合部からは水音が鳴り響く。
抽挿を繰り返し、蓮が俺のモノを同時に数回擦れば、白濁を放ち絶頂を迎えた。
蓮も遅れて数回突いた後に俺の中に欲を吐き出すとグッと俺を引き寄せ後ろ向きで抱きしめたままへばった。
蓮 🖤 『こんな馬鹿げた愛し合う2人が日本中に溢れているとイイな///』
翔太💙 『ふふっきっと居るよ////蓮////7月いっぱいは気が抜けないよ?』
蓮 🖤 『はっはぁ///災害の前に死んじゃうよ…..////』
最期の時、一緒に過ごしたい相手と馬鹿みたいにいつまでも・・・こんな幸せな事ってない
後悔しない毎日を・・・毎時枚分毎秒、蓮を愛していたい。
翔太💙 『蓮////愛してる……』
コメント
11件
素敵な週末を💙 私も可愛い翔太を生み出したいです🥳🥳花凛さんの更新ずっと待ってる🥺🥺
楽しい週末を💙💙💙