テラーノベル
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時刻は午後7時。早く帰ると約束したのに収録が長引いて思いの外遅くなってしまった。
携帯を見ると、翔太くんから鬼のような着信が残されていた。
慌てて折り返すが電話にでない。タクシーに乗り込み翔太くんの待つ家へと向かった。
機嫌をとるためのケーキも忘れずに購入した。
途中館さんから電話が入り、翔太くんが俺と連絡がつかないと騒いでいると聞かされる。
どこまでもお騒がせな人だ。
簡単に説明をすると呆れた様子で〝お前も大変だな〟と労いの言葉をかけてもらった。
家に到着すると、リビングは真っ暗で翔太くんの気配が全くしない。
蓮 🖤 『翔太・・・いないの?』
寝室を覗くとクローゼットの隙間からシクシク泣く声が漏れていた。
長くなりそうな翔太くんの寸劇の始まりを予感すると、フーと気合を入れて寝室の電気を点け、 クローゼットの扉を開けた。
蓮 🖤 『翔太くん何してるの?』
涙に、鼻水まで垂らして、二匹のサメを小脇に抱えた翔太くんは俺の顔を見るなり、天を仰いで大声でさらに泣いた。
〝面倒くさいな〟と思わず声に出しそうになるのを必死でこらえながら、〝おいで〟と言うと大事そうに二匹を抱えながらゆっくりと立ち上がった。
翔太💙 『もう帰って来ないかと思った・・・』
蓮 🖤 『そんなはずないでしょ?ごめんね仕事長引いちゃって』
翔太くんは、力なく二匹を落っことすと、膝から崩れ陥るように床に膝をついて尻餅をついた。
蓮 🖤 『ちょっと翔太大丈夫?いつから居たの?』
翔太💙 『あはは疲れちゃった///2時間くらい?頑丈なんだってクローゼット。蓮に会えるまでは死ねないでしょ?蓮悲しむでしょ?』
どうしてこんな可愛い事スラスラ言えるんだこの人は。ギュッと抱きしめると、背中に優しく腕を回して摩っている。
翔太💙 『どうした?蓮も怖かったのか?俺がいるからもう大丈夫だぞ』
誰かから必要とされれば力が漲る。況してやそれが愛する人なら尚更だ。
何がなんでもこの人を守りたいとそう思える程、愛おしい。
蓮 🖤 『おかえりのキスは?してもらえるのかな?』
翔太くんは俺の肩に手を添えると、おでこにそっとキスをした〝これだけ?〟と言うと
翔太💙 『ただいまのキスは?あと、遅くなってごめんねのキスも。あと愛してるのキスに・・・翔太くん可愛いねのキスも欲しい///』
蓮 🖤 『可愛すぎて今すぐ死んでもいい』
翔太💙 『やだ蓮死なないで』
可愛いが過ぎる。
こんな幸せなやりとりが毎日できるなら、世紀末も捨てたものじゃない。
両手で頬を包み込む。
毎日丁寧にケアされた柔らかい頬、優しく下がった目尻も、薄く艶やかで小さな唇も一つ一つに口づけをする。
翔太💙 『今のが、ただいま?』
蓮 🖤 『ふふ//そうだね。ねぇどこで習ってくるの可愛いすぎるんだけど』
小首を傾げる翔太くん。
上唇を指でなぞると開かれた隙間に指を挿し込めば猫みたいに舌を突き出しピチャピチャと舐めている。
蓮 🖤 『お腹空いたでしょ?ご飯は?』
翔太💙 『蓮食べてから///』
いやらしい目つきで俺を見上げると、肩に手を添えた翔太くんは俺を後ろに押し倒すとシャツを剥ぎ取り、指輪の下がるネックレスをとると、指輪を俺の指に嵌めてキスを落とす。お互い裸になると、上に跨った翔太くんは、俺の熱塊を自身に挿入した。
蓮 🖤 『翔太まだ解してない・・・』
痛そうに顔を歪めている。
蓮 🖤 『馬鹿///なんでそんな無茶するの?』
翔太💙 『蓮を気持ちよくさせたくて///先走っちゃった///どうしよう・・・痛い////』
蓮 🖤 『フハハっ一回抜こうか?ねっちゃんと解さないと痛いでしょ?翔太くんが気持ちよくないと俺も気持ちよくないんだよ?ありがとう///すごく嬉しいよ』
翔太くんのする事は、予測不能だ。
でもその理由の先にいつも俺がいる。
言葉より、先に行動する翔太くん。
言葉数が足らなくて、いつも誤解を招く俺。
2人に足りないものがわかっていながら、いつも同じ失敗を繰り返している。 でもそれが
〝愛おしかったり〟〝いじらしかったり〟
2人の愛のスパイスになってる。
翔太💙『蓮?やっぱり不安なんでしょ?俺死にたくないよ?ちゃんと守ってよ蓮』
物思いに耽ってると勘違いした翔太くんはまた不安そうな顔をしている。
蓮 🖤『守りますよ守りますとも♡僕の大事なお姫様ですからね』
翔太💙『ふふっ////お姫様だって///』
そう言うと 翔太くんは全裸のままベット脇の棚からローションを取り出すと俺にぶっきら棒に〝んっ〟と言ってローションを渡してきた。
頰を赤らめて 四つん這いになると〝お姫様のお願いだぞ////気持ちよくして?〟
何か頭の中で糸が切れた音がしたな・・・
ローションをベットに放ると、太腿を両手で掴んで隘路に舌を這わした。
翔太💙『ンンッ///何でよ…やだぁ…あん、蓮////』
100%翔太くんが悪いだろ。 こんなにエロい人他に知らない。水音が響き聳り立つ翔太くんの屹立からは愛液が溢れる。屹立を手で扱けば顎を上げて鳴いている。
翔太 side
〝愛〟ってどうしたら伝わるんだろう。もっといっぱい蓮に〝愛してる〟を伝えたいのにいつも上手くいかない。気持ちよくなって貰いたいのに空回る。俺の方が年上なのに蓮の方がいつも余裕があってカッコいい。
蓮 🖤『じゃぁそろそろ挿れるよ』
翔太💙『ダメ///俺が蓮気持ちよくしてから』
蓮は目を丸くして驚いた顔をした。俺は蓮を仰向けに押し倒すと、上に跨って唇にキスをしようとすると既に勃ち上がった蓮の屹立が俺のお腹に当たる。
翔太💙『キャアッ///』
蓮 🖤『クスッ///見慣れてるでしょ?』
恥ずかしくって目を伏せると腕を掴まれ〝舐めてよ〟と鋭い視線で懇願される。蓮からお願いする事なんてないから嬉しくなった。
翔太💙『うん』
子供みたいに大きな返事をしてしまって恥ずかしくなる。蓮の腰を掴んで亀頭を口に含んだ。ドクドクと脈打ち熱を帯びた先端からは先走りが漏れ出る。
吐息を漏らして、俺の頭を撫でている。時折気持ちよさそうに腰を浮かせて声を上げた。
翔太💙『蓮気持ちイイ?』
蓮 🖤『んっ////あぁ…はぁ翔太最高に気持ちイイよ』
奥まで咥えて頭を上下させる。手で同時に扱けば、口内で蓮のモノが更に大きく固くなっていく。
チュパチュパと音を立てながら吸い上げると腰が跳ねた。
蓮 🖤『ンンンンッ翔太/////ンッ出る』
ゴクリと飲み干し、蓮の上に跨ると〝ふぅー〟と一呼吸してゆっくりと隘路に挿入した。
翔太💙『ふふっ今度は痛くない///動くね』
蓮は愛おしそうに目を細めて、俺の太腿を撫でている。ゆっくりと腰を振ると蓮が下から突き上げた。
翔太💙『まっ待って//蓮!動かないで////』
蓮は不思議そうに首を傾げた。次の瞬間には意地悪そうな顔に変わり、激しく下から腰を打ちつけた。
翔太💙『ンンンアッやめろってば////動かないでよ//なんか当たってる//すぐイッちゃいそう//だから…やめヒィッ!』
身体に電気が走ったみたいに快感が全身を駆け巡った。思考が間に合わず、差し出された蓮の手を必死に掴んだ。
翔太💙『ヤァッ///あん、あん、俺が蓮を気持ちくするのに////ンンンンッイヤっヤダ///あぁ蓮…蓮イッちゃう…イヤだ』
蓮 🖤『可愛い翔太//イキな////何度でもイかせてあげる////』
あまりの快感に、そのまま後ろに沈み込むと、絶頂から降りきっていない俺の身体を蓮が撫でる。
快感の場所を探るように再び隘路に指を挿し込み弄っている。
蓮 🖤『アッここかな?翔太凄く気持ち良さそうだったね///どうココ気持ちイイ』
翔太💙『ンンンンッ////ダメぇ…またイッちゃう』
足をバタ付かせると、蓮が頭を撫でる。
〝大丈夫だよ翔太可愛いよ〟
気持ちイイけど…怖くて涙が溢れる。
自分の身体じゃないみたいに快感から逃れられずに制御できない。
翔太💙『イヤぁっ怖いから…抜いて』
蓮 🖤『大丈夫だよ///俺を見て…ね。気持ちイイでしょ一緒にイこう?俺の挿れていい』
翔太💙『蓮も…気持ちイイ?一緒にイキたい///1人はイヤ』
蓮 🖤『可愛い事言ってくれる////』
蓮のが再び入ってくる。ゆっくりと気持ちイイとこばかりを突いてくる。加減してるのか浅く突いている。
蓮 🖤『これなら長く気持ちイイでしょ?いつまで泣いてるの?』
翔太💙『怖かった…気持ち過ぎておかしくなりそうだった』
蓮 🖤『ふふっ何それ?おかしくなっちゃってイイんだよ?可愛いから大丈夫。それも全部翔太くんでしょ?ンンンッあぁ気持ちイイ翔太////』
蓮も凄く気持ち良さそう。俺の涙を優しく拭き取ると、強く腰を打ち付けた。手を取り合ってふたり絶頂を迎えると暫く繋がったまま抱き合った。
翔太💙『蓮//気持ちかった……大好きだよ』
蓮 🖤『可愛いかった翔太大好き//…翔太くん明日デートしない?』
蓮からの唐突な提案に思わず、起き上がって抜いちゃった。イヤらしく白濁がお尻を伝った。
翔太💙『あっ////』
蓮 🖤『あらら待って拭かなきゃ』
〝ごめんなさい〟そう言うと蓮は優しく頭を撫でて〝謝る事じゃないよ〟と言って綺麗に拭きあげると両手を広げて俺を抱きしめた。
蓮 🖤『行きたいところがある一緒に行って欲しい』
蓮の首にぶら下がって〝イイよ〟と言ってキスをした。舌を抱き合わせて吸い付かれる。息が苦しくなって離すと首筋を舌が這った。
翔太💙『ちょっと////ンンンッ』
蓮 🖤『もう一回////』
翔太💙『無理無理無理////無理だってばぁ…イヤん///あん、あん蓮///気持ちイイ…もっとキテ蓮』
俺も大概変態だ・・・
コメント
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しょっぴーの「気持ちくして」が毎回可愛いなあと思って読んでる。 「気持ちかった」とか💙💙💙