俺の中での一大イベントだったお泊まり会が終わるとまたいつものように学校が始まる
sha「おはようございます」
今日も教室には一番乗りだ。
rbr「おはよ、ねえsha昨日送った動画みた?」
sha「見ました!!“あれ”めっちゃ可愛かったですよねっ!!」
あれ、とは今二人の中でプチブームになっている猫のことだ。その猫もSNSの中で隠れ人気者の黒猫のことで、rbr先生から教えてもらってどハマりしている
rbr「やっぱり猫って可愛いよなぁ」
sha「一緒にすんだら猫飼おうね」
rbr「んふ、ぜったいね!!」
何気ない日常のごく普通のこの会話が1番好きだ。
rbr「あ、一時間目古典でミニテストだからね」
sha「えぇ、やだ…!!」
rbr「合格ラインまでいかなかったら居残りだぞ〜」
sha「さいあく!せんせいのばか」
rbr「…ミニテスト合格したら帰り車で送ってあげるしごはんも一緒に食べるよ」
sha「えっ!!ほんとに!?じゃあ頑張っちゃおうな〜!」
ねえしってる?○○町の学校の先生、女子生徒と身体の関係持ったことがバレて懲戒免職になっちゃったんだって。
教師と関係持つなんてありえなくない?
ほんとに**の言う通りだわぁ〜笑
いつの記憶だ??教室の様々な騒音の中女子生徒が話している。
ねえやっぱりさ、生徒に手出す教師なんてろくな人いないよね笑
なんのために教師になったのってカンジ笑
…
せんせいやっぱり俺たちの関係ってだめかな。付き合ってる事ばれたら先生学校辞めちゃうよね。おれ先生のことすきだからおとなになってからちゃんと付き合いたい。
いえたらきっとわかってくれたのに
心の中ではわかってたはずなんだ。黒いもやもやの正体もこの関係がだめだってことも、先生だって俺だってわかってたのにいつまでも言葉にできなくて…
rbr「しゃーお、なに考えてんの」
sha「なんでもないです…」
rbr「ここはね、〜だから、こうなって。」
夕方の学習室。結局俺はギリギリ合格ラインまで届かなくて、居残りになった。
すっかり伸びきった髪は、肩まで届く長さになっていてそろそろ先生から髪を結びなさいと注意されるころだ。
rbr「shaも髪伸びてきたよなぁ〜…」
俺の髪を撫でながらそう言う
sha「ぁ〜、そうですねそろそろ切りいこうかなって。」
rbr「んふ、伸ばしてもかわいいと思うけど」
sha「乾かすのめんどくさいんで切りますよ」
rbr「そっかぁ。」
髪を触れる手がやがて口へ運ばれる
sha「ん、♡…ねえ先生ここ学校っ!!」
rbr「はいはい笑そういえばさ今週末ドライブ行こうよ、いいカフェ見つけてさ…」
ノートを書く手が止まる。
ごく普通の恋人みたいに、まるで生徒じゃないみたいに淡々と当たり前のように話す
sh「ぁの、せんせ…あのね、…」
ここで切り出さないと、またズルズルと罪悪感を抱えながらこの関係を続けるんだ
rbr「ん〜??」
sha「あの、おれ…」
別れを切り出そうとすると涙が溢れてくるまだ先生のこと好きだから、この関係をずっと続けていたいから
rbr「えっ!どうしたのsha…!!そんなに言いづらかった…?」
sha「おれこの関係だめなんじゃないかって…先生とまだいっしょに居たいけど…この関係ばれたらせんせい居なくなっちゃうからぁ…ッ…!!うぅ…ッ」
rbr「…」
泣く俺の頭を抱きしめて撫でるがrbr先生の口から言葉は出ない
rbr「ごめんね、shaにそんな想いさせて…」
sha「ぅんッ…」
rbr「…shaが高校卒業するまでまつね」
口元は笑っていたが目は笑っていなかった。こんな思いさせてよかったのかな…でも俺の気持ちはずっと変わらないから
sha「せんせお昼は一緒に食べようね、あとおれと毎日話して!」
rbr「毎日shaと話してご飯食べるのが日課だもん、絶対にするよ」
sha「せんせいすき。ずっと大好き」
rbr「おれもだいすきだよ」
ちゅ、と唇を繋げた。もうこれで最後
次身体を合わせるのも先生の車に乗るのもおれが大人になってから。
sha「…もう外真っ暗ですね、じゃあ俺もう帰るからじゃあね」
逃げるように涙がまた出てくるのを必死に堪えて、教室から走って出ていく
…
さっきまであった温かい感触が不意にすっと俺の腕から離れた
別れたいなんて、shaの口から聞きたくなかった。この関係をだめって分かってても辞められない俺たちをばっさり切ってくれたんだ。おれもshaも互いに対する気持ちは変わらないし、言葉で伝えなくたってお互いが好きだって分かるはずだ。心で通じあっているならそれで充分なのかもしれない、でも俺はshaから直接好きって言葉を聞きたいしshaに大好きって言いたい。
ツーと涙が頬をなぞる。だめだな俺…
既に外は真っ暗で職員室で作業をしているほかの先生たちも時期に帰り出す頃だろう
向かい合っていた机を元の位置に直して教材をまとめて、1階の職員室へ向かう
最終回に向けて書いていくぞーい‼️‼️
ハピエンにするのでご安心を😽
高校卒業したあとも短編か、ひとつの物語としてあげたいと思います‼️‼️
めちゃスランプなのでクソ短くなった
たったの2000文字よ〜‼️😭
短編集もsypciも書いてる途中ですのでお待ちください🤧
コメント
4件
ウェーーーーー↑(?)控えめに言って神…!!!!!続き待ってます!!!!!(さんこうにします様のやつ全部です)
マブぅ、試練到来だぁ、(?) 尊すぎる、 続き待ってます!
どゅわぁぁぁぁ( ´ཫ` ) てぇてぇがすぎるよぉぉぉ🥺🫶 早く見れなかったァァそんな自分を恨んでしまう( ´ᾥ` )マブダチはやっぱり世界を救うんだ!(?