私はパフッと尊さんに抱きつき、彼の胸板や腹筋に自分に体を押しつける。
ミコ棒はどうなっているのか分からないけれど、まだお鎮まりなんだろうか。
「抱っこちゃん」
私は彼の耳元で甘く囁き、身じろぎする。
「……胸、当てにきてるだろ」
尊さんは少しムスッとした声で言う。照れミコだ。
「このまま全身にローション塗って、スベスベマンジュウアカリをしてもいいですね」
「風呂屋じゃないんだから……」
尊さんは呆れたように言いながら、私のお尻をムニュと掴む。
「でもマットプレイとか面白そうじゃないですか? 一つ間違えたら尊さんの上で転びそうですけど」
「……やめてくれ。折れたくない」
その言葉を聞き、私は「ひひひ」と笑う。
「尊さんのギンギンフィーバーナイトスティックなら、私が上でY字バランスとっても大丈夫と思ってましたけど」
「そこまでの強度はねぇよ。折れちまう」
「……私、〝中折れハット〟って聞いた時、中折れを思い出してしばらく笑ってた事あります」
「もうそれ、中学生レベルだろうが」
「ひひひ。先っぽに帽子被ってるの一緒でしょう」
「お前なぁ……、今どき親父でも言わねぇぞ?」
心底呆れたように言われ、私はプルプル震えながら笑う。
「下ネタ朱里はお嫌いですか?」
「ネギみたいな言うなよ」
「下仁田!」
私は尊さんの肩口に顔を埋め、「ひひひひ」と笑う。
「どんな朱里もネギも好きだよ。お前ほど愉快な女はいないからな」
尊さんはそう言い、チュッと私の額にキスをする。
「ネギは美味しいんですよ~。コンソメスープでコトコト煮て、トロトロのスープにしたら風邪なんて一発で治りますから」
「ネギが美味いのは否定しねぇけど、朱里のほうがもっとご馳走だと思うけどな」
彼は上目遣いに私を見たあと、カプ、と喉元に軽く噛みついてネロリと舌を這わせる。
そのあと肩も甘噛みし、同様に舐めていった。
「むぅ……。せっかくお照れタイムにならないように、冗談言ってたのに」
「全裸の男女がやる事は一つだろうが。ミコリンアカリンのトークショーも代えがたいけどな」
「むひひ……、しゅき」
私は両手で尊さんの頬を包み、チュッとキスをする。
すると彼は顔を斜めにして噛み付くようにキスをし返し、そのまま舌を差し込んで深い口づけをしていった。
尊さんは両手で私のお尻を揉み、ときおり指先で秘唇に触れてくる。
ピクッと体を震わせると、彼は悪戯が成功したと言わんばかりに笑い、またキスをして秘唇を撫でた。
「ん……っ、ぅ、……あ、……は……っ」
彼は切ない吐息を漏らした唇を甘噛みし、耳の下から首筋へとキスをしていく。
「朱里、胸」
小さな声で命令された私は、キュンと下腹を疼かせて彼の目の前で胸を張った。
尊さんは少しの間、お湯を滴らせる乳房を見ていたけれど、「……綺麗だなぁ……」と呟いたあと、丁寧に先端にキスをしてきた。
「ぁ……」
彼はちゅっと小さな音を立てて乳首にキスをしたあと、反対側にも同様にする。
それから片方を口内に含んでチュウチュウと吸い、舐め転がしながら、お湯の中で蜜孔に指を挿し込んできた。
「んぅ……っ」
お湯の中だといつもと勝手が違って、少し感覚に違和感がある。
けれど半分お湯に浸かって体が温まり、ボーッとしているからかその感覚にも慣れていった。
――と、尊さんは私を立たせると、観葉植物やライトを置いてあるスペースに座らせた。
「脚、広げて」
短く命令され、彼のしたい事を察した私はサッと赤面する。
「……こんなに明るいのに」
呟くと、尊さんは浴室内にあるスマートスピーカーに命令した。
「フェリシア、ライトを紫にして明るさを半分に」
「えっ?」と思っていると、一気にバスルームがどぎつい紫のライトになり、ラブホみたいになってしまった。
「ちょっと……、これは……」
うろたえているとさらに尊さんがフェリシアに命令し、ムードのある音楽が流れ始めた。
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