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「……ず、ずるくないですか? 何の隠しコマンド押したんですか?」
「愉快なお前をその気にさせるためには、ある程度の裏技を仕込んでおかないとならないんだよ」
うっすら笑った尊さんは、私の鼻をふにゅっと摘まんだあと、脚を広げて内腿を撫でる。
それからまだ動揺している私の秘所にフッと息を掛け、潤んだ場所に舌を押し当てた。
「ん……っ」
敏感な所に温かく滑らかな舌が当たり、私は久しぶりに思える感触に体を緊張させる。
胸をドキドキさせて俯くと、尊さんが整った顔を私の股間に埋めている。
国宝級の美形がそんな場所を舐めていると思うと、申し訳なさと恥ずかしさとでどうにかなってしまいそうだ。
尊さんはしばらく秘所と舌を密着させるように舌を押しつけていたけれど、やがてヌチヌチと小さな音を立てて舌を蠢かせ始めた。
「ひ……っ、ぅ、うぅ……っ」
ビクッと体を震わせた瞬間、キュッと湯船が音を立てた。
そんな音も刺激を得るためのエッセンスとなったのか、私はさらに胸を高鳴らせて口内に溜まった唾を嚥下する。
尊さんはピチャピチャと音を立てて秘唇を舐め、やがてそこがふっくらと充血して愛蜜を垂らし始めるまで刺激し続けた。
「ぁ……っ、はぁ……っ、あ……」
私はもうふざける気力もなくなってしまい、ボーッと目の前の空間を見つめて呼吸を荒げる。
――気持ちいい。
――いつからしてなかったっけ。
考えようとした脳裏にランドでのお泊まりデートや、昭人のアクシデントがよぎり、意識が色んなものに引っ張られて千々に乱れていく。
「ん……」
尊さんは微かに漏らしたその声だけで察したのだろうか。
彼はチラッと上目遣いに私を見たあと、口淫に集中しろと言わんばかりに淫芽を吸ってきた。
「ひぁんっ!」
ちゅうっと音が立つほど強めに吸われ、私は悲鳴を上げる。
尊さんはたっぷりと唾液を纏わせた舌でさやに隠れた淫玉を剥き、執拗なまでに丁寧に舐め続ける。
そうされるほどに悦楽が高まり、私は考える事を放棄して彼が与えてくれる気持ちよさに耽溺する。
「……気持ちいい……っ」
思わず素直な感想を漏らすと、尊さんは褒美を与えるようにチュパッと淫芽にキスをした。
「指、入れるぞ」
彼は短く告げたあと、ぬかるんだ秘所に指を擦りつけて愛蜜を纏わせたあと、ゆっくりと小さな蜜孔に差し込んできた。
「んぅ……、んー……」
太くて長い指を膣内に呑み込んだ私は、粘ついたうめき声を漏らす。
彼は膣壁を撫でるように指の腹で中を圧迫しつつ、少しずつ奥に指を埋めていった。
やがて尊さんは根元まで指を埋めたあと、膣内で指を上下に動かし、または円を描くように動かしながら淫芽を吸ってきた。
「んぁあ……っ、あー……、それ、ぁあ、あ……っ」
私は憚らずに嬌声を上げながら、両手で尊さんの頭をグッと押さえ腰を浮かす。
あとになって我に返れば恥ずかしくて堪らないのに、快楽に支配された今は、ただ新しい刺激を求めて彼の舌と指を求め続けた。
膣内がほぐれてグチュグチュといやらしい音が立ち始めた頃、尊さんは手を前後させて屹立のように指を出し入れし始める。
彼はその動きの途中で指を二本に増やし、愛蜜のぬるつきを利用して蜜壷に指を挿し込んだあと、中でグチャグチャと水音を立てて蜜壷をいじめてきた。
「はぁああう……っ、うーっ、あぁああ……っ」
お腹の中いっぱいに尊さんの指を受け入れ、弱点である淫玉は優しく舐め続けられ――、私はうつろな目で前方を見つめたまま口端から涎を垂らし、あっというまに絶頂してしまった。
「ん……っ、んぅっ、ん……っ、あー……」
私は抱え込むように尊さんの頭を抱き、太腿でも彼の顔を挟んでビクビクッと体を震わせる。
体を痙攣させたあと、私は全身の力を抜けさせて尊さんに寄りかかる。
「おっと、大丈夫か?」
彼は私の体を抱き留め、そのまま一緒にお湯に浸かった。
しばらく私は目を閉じたまま、気持ちよさと気だるさとに身を任せる。
尊さんの胸板に押しつけた乳房の奥からはドッドッドッ……と速まった心臓の音がし、彼に聞こえてしまうのではと思うほどだ。