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”特1級の異能力者の、一斉逮捕です”


太「…それは本当かい?」


安「そしたらわざわざ太宰くんの処まで行きませんよ」


敦「え、というか_


”太宰さんは、特1級の異能力者なんですか?”


安「…ええ。異能力無効化なんて居ませんし」


太「一人忘れているけど?」


異能力無効化と云えば_


安「夜月さんですか。あの人は行方不明です」


太「そっちでも?」


安吾さんがコーヒーを飲む


安「ええ、逮捕しようにも痕跡すら無いので。」


太宰さんが考え込む


太「…逮捕の話。いつから?」


安「二週間より…少し遅めですね」


太宰さんがはっと息を飲んだ状態になる


太「…予測していたんだ」


敦「え?」


”この逮捕の話があると。”


安「と、云いますと?」


太「先輩は二週間前から行方不明なんだ。そしてその逮捕の話が出てきたのは二週間より遅め。そしてあの人だ」


安「…全然有り得ますね」


敦「え、じゃあ_


”この話が出てくると予測していて、先に逃げている”


って云う事ですか?」


太「そういう事になる」


安「…本当に。あの人は行動が読めませんね」


ジャラッ


太「…そう云えば逮捕するとか云っていたね」


安「ええ。今回は逃げないで下さい」


敦「待って下さい!太宰さんが行ったら、僕はどうすれば_


”敦くん!この書類の書き方を教えて進ぜよう!”


”自殺ぅ〜やらせてよぉ〜”


”じゃあ、ここのツケはよろしくね〜”


敦「…」


正直行っても良いかも!


太「敦くん今、すっごい失礼な事考えてなかった?」


敦「いえ、正直太宰さんが逮捕されても何も害は無いとしか考えていません」


太「本音ダダ漏れだけど…」


国「そうだ」


いつの間にかのくにきぃーだくん


国「逆にこいつが居なくなるとありがたいな」


太「国木田くんまでそれ云っちゃうの…」


思わず安吾の方を振り返る


安「…信用されなさすぎじゃありませんか?」


安吾も引いている…皆そんな信用無い??


乱「今回は、」


ラムネを持った乱歩さんが出てくる


乱「抗わない方がいいよ。異能特務課に盾突くと面倒くさいしね」


国「まぁ、それも一理ある」


太「まぁ…乱歩さんの云う事なら」


安「では、」


そう云いながら私を引き連れていく


乱「最後に。」


乱歩さんの方を振り返る


乱「太宰は返してよね」


安「…ええ」


バタン…




この章は毎日投稿して行こうと思います!!

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