透明(無神) 「すまなかった…僕が…僕が…」
透明(無神)は目に涙を浮かべていた…
黒(無神) 「…大丈夫だ…僕は、妹さんを此処に連れて来る…白、透明をある程度元気づけといてくれ…」
白(無神) 「分かりました…」
もう、黒(無神)はある程度の処理をしていた為…
後は、それぞれの家族に家族が悲報されたことを伝えることだけだった…
黒(無神) 「それじゃ、行ってくる…」((シュン
黒(無神)は瞬間移動で、妹さん…自神(じしん)を迎えに行った…
一方…白(無神)達はと言うと…
白(無神) 「大丈夫ですよ!あれは、警察官の能力の影響で気づかなかっただけですよ!」
透明(無神) 「うん…」
白(無神) 「そんな状態で、謝れるの!確かに反省していないのもいけないけど、だけど、顔向けだけでも…」
透明(無神) 「ッ!……うん!ありがとう!もう自分を見し合わない!」
一方…黒(無神)はと言うと…
黒(無神) 「あの、自神様でよろしいでしょうか?」
自神 「えぇ…そうですけど…どうかされましたか?」
黒(無神) 「わたくしは能力保安委員会の省庁でございます…以後、お見知り置きを…」
自神 「なんで、能力保安委員会の省庁が?わたくし何か悪いことでも!?」
黒(無神) 「いえ、貴方のことでは無く貴方の双子のお兄さんのことです…」
自神 「お兄ちゃんが何かいけないことを!?」
黒(無神) 「貴方の双子のお兄さんは、先程午後15時にお亡くなりになりました…」
自神 「えぇ?嘘…で‥す………よね…」
黒(無神) 「いえ、本当です…」
自神 「嘘……お兄ちゃん…」
((ドサァ
自神はその場に崩れ落ちた…
その顔には大粒の涙が沢山…あった…
黒(無神) 「本当に申し訳ございません…」
自神 「ヒック…ヒック…そうんな…お兄ちゃん…」
黒(無神) 「ご家族に遭われますか?」
自神 「ヒック…ヒック…ァィ…」
黒(無神) 「?」
自神 「あいます!…ヒック…」
黒(無神) 「分かりました…それではお手を…」
自神は黒(無神)の手を握った…
((シュン
黒(無神)達は瞬間移動をした…
((スタッ
黒(無神) 「つきました…」
自神 「ハッ!…お…お兄ちゃんッ!……」
自神は殺神の近くへ駆け寄り、抱きついた…
そして、大粒の涙を沢山出した…
透明(無神) 「ッ…すみませんでした!!…」
自神 「……大丈夫です…すみません…しばらく2人だけにさせてください…」
黒(無神) 「分かりました…その間にお姉さん達にもお兄さんの悲報をお伝えしておきます…」
自神 「そうですか…ありがとうございます……」
白(無神) 「それでは…」
黒(無神)達は一旦、自神の前から去った…
その後、狂帝や狂神にも殺神の悲報は伝えられた…
狂帝達も、無理に我慢しようとしたが、我慢出来ずにその場で、泣き出してしまった…
そして、黒(無神)はある人に頼みに行っていた…
黒(無神) 「ってことだ…お前の能力なら出来るだろ…どうせお前はアイツに会うんだし…」
?? 「う〜ん、お亡くなりになってからかなり時間が経ってるからな〜」
黒(無神) 「そこをなんとかだ…音奈(ねな)…」
音奈 「…分かった!出来る限りのことはするよ!」
黒(無神) 「ありがとう…」
音奈 「でも、今回はアイツの予想を覆したからアイツも許可すると思うかど、あたし頑張る! 」
黒(無神) 「嗚呼、助かる…それじゃ…」
((シュン
音奈 「アイツが許可出すとは思えないけど、さぁ〜て頑張りますか!」
「想像 魂探し!」
音奈 「う〜ん、見つからないな〜やっぱり、キツイな〜」
?? 「……」
「全て 手伝い…」
音奈 「はぁ!見つけた!早くこっちに来い!」
音奈は「想像 魂探し!」を使い、殺神と守神の魂を見つけようとしたがなかなか見つからないかった
だが、??の「全て 手伝い」を使った瞬間、殺神と守神の魂を見つけた…
そして、その人物は……
音奈 「ふぅ〜疲れた〜ありがとう!」
「幻人(げんじん)!」
幻人 「別に…だけど復活させることは許さないから…」
音奈 「え“?」
幻人 「ただ、沢山の霊気を与え幽霊としての復活を許そう…」
音奈 「ふぅ…良かった!」
幻人 「僕も鬼では無いからな!それに今回は僕の予想外なことだったから特別だよ」
音奈 「良かったね!君達!」
殺神の魂 「ホロロ〜ン」
守神の魂 「ふぅ〜ん」
幻人 「ふふ…」
音奈 「フッフッ!」
その後、殺神達は幻人の許可を貰い幽霊として復活を認められた…
だが、すぐに狂帝の元には行かずあ狂神の元へ行き、
「兄と同じ立場になって、姉貴を守りたい!」
と狂神に伝え、狂帝にもこのことを伝えた……
これにて、死者の魂編 完結